ストレス性痛み・コリ改善(セルフケア/タニカワメソッド)
ストレッチで実践するストレス管理法|健康経営で「血流・自律神経・疲労」を整える職場施策
こんにちは、けんこう総研代表のタニカワ久美子です。
健康経営の現場では、ストレス対策を「面談」「相談窓口」だけに寄せると、疲労・肩こり・腰痛・睡眠不調など“身体側の入口”から悪化するケースを取りこぼします。
そこで本記事では、**職場で実装しやすく、定着させやすい「ストレッチ」**を軸に、ストレス管理を健康経営の施策として成立させる考え方と、現場で回る運用ポイントを解説します。
ストレスが溜まると「体幹の硬さ」と「血流」が落ちる
ストレスが強い状態では、交感神経が優位になりやすく、身体は“戦闘モード”に寄ります。
この状態が続くと、次の現象が起きやすくなります。
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筋緊張が慢性化(首・肩・背中・腰が固まる)
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呼吸が浅くなる(胸郭が動かず、換気効率が落ちる)
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末梢の血流が落ちる(冷え、だるさ、集中力低下の土台になる)
結果として、「ストレス → 筋緊張 → 血流低下 → 疲労感増大 → さらにストレス」という循環に入ります。
ここに介入しやすいのがストレッチです。
ストレッチがストレス管理に効く3つの理由
1)血流を“回復側”に戻す
筋肉が硬いままだと、局所循環が落ちます。
ストレッチは筋を伸ばすだけでなく、筋ポンプと姿勢の再配置で、血流を戻しやすくします。
「何かが良くなった気がする」ではなく、疲労の基盤である循環の問題に触れるのがポイントです。
2)自律神経の偏りを戻す
ストレッチは、呼吸と組み合わせることで副交感神経側に寄せやすくなります。
職場施策としては、難しい心理介入よりも、身体経由のリセットの方が定着しやすい現実があります。
3)“痛み・コリ”がメンタルに与える二次影響を止める
慢性の肩こり・腰痛は、気分の落ち込みや睡眠の質低下とセットで来ます。
健康経営の現場では「メンタル不調の前段階」として、身体症状から刈り取る設計が効きます。
健康経営で使える「職場ストレッチ」設計の原則
施策として成立させるには、運動指導の“正しさ”よりも、運用が回る設計が必要です。
現場に実装するなら次の原則で組みます。
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1回3分〜5分(昼休みの前後、会議前後に差し込める)
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座位で完結(職種を問わない)
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呼吸とセット(体感効果が出やすい)
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同一メニューで固定(毎回変えると定着しない)
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記録は“やった/やってない”だけ(KPIの負荷を増やさない)
すぐ使える:ストレス管理ストレッチ(職場3分)
実施タイミング
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午前:業務開始後1〜2時間
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午後:昼休み後、眠気が出る前
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夕方:退勤前(頭の切り替え用)
ルール(全員共通)
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痛みが出る範囲まで伸ばさない
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反動をつけない
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吐く息を長く(吸う:吐く=1:2目安)
① 首・肩の緊張リセット(40秒)
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背すじを立てて座る
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片手を頭の横に添え、首を横に倒す
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吐く息を長く3回
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反対側も同様
狙い:肩こり・頭重感・目の疲れの入口を止める
② 肩甲骨オープン(40秒)
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両手を背中側で組める人は組む(無理なら肘を後ろへ引くだけ)
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胸を軽く開き、肩甲骨を寄せる
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吐く息を長く3回
狙い:胸郭の可動域→呼吸の深さを戻す
③ ハムストリング(太もも裏)伸ばし(60秒)
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椅子に浅く座り、片脚を前に伸ばす
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背中を丸めず、股関節から軽く前へ
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吐く息を長く3回
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反対脚も同様
狙い:座りっぱなしの腰部負担・下肢循環低下を戻す
④ 仕上げの呼吸(40秒)
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背すじを立てる
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鼻から吸って、口から長く吐く
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これを4呼吸
狙い:自律神経を“リセット側”に寄せる
習慣化させる3つのコツ(健康経営の運用として)
1)「やる時間」を固定する(個人任せにしない)
例:
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10:30 と 15:00 の2回
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会議の開始前に30秒
固定されるほど、定着します。
2)“全員同一メニュー”で運用する
メニューが増えるほど現場はやめます。
健康経営は“正解の多さ”ではなく、実施率が勝ちます。
3)評価指標は「実施率」と「体感」の2つだけ
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実施率(週◯回できたか)
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体感(肩が軽い/眠い/集中できる など簡単な選択式)
最初から健康指標を重くすると、運用が死にます。
健康経営担当者が押さえるべき注意点
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痛みが強い人、しびれがある人は医療につなぐ(無理に運動で解決しない)
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腰痛や既往歴がある職場は、メニューを“安全側”に寄せる
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目的は「運動能力向上」ではなく、ストレス由来の不調の入口を減らすこと
まとめ:ストレッチは「ストレス対策の入口」を職場で塞ぐ
ストレス対策は、相談体制だけでは足りません。
身体側の入口(筋緊張・血流・呼吸)を整えるだけで、疲労感・集中力・睡眠の質が変わり、結果としてメンタル不調のリスクも下げやすくなります。
けんこう総研では、職場の状況(職種・人数・シフト・作業姿勢)に合わせて、ストレス管理×健康経営の運用設計としてストレッチ・体操プログラムをカスタマイズし、定着まで伴走します。
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