ごろ寝疲れが起きる理由|休んでも疲れが取れない職場ストレス対策

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ストレス性痛み・コリ改善(セルフケア/タニカワメソッド)

ごろ寝疲れが起きる理由|休んでも疲れが取れない職場ストレス対策

休日にしっかり休んだはずなのに、月曜日の朝から身体が重い。仕事のあとに横になっていたのに、かえってだるさが残る。このような「ごろ寝疲れ」は、職場のストレス対策でも見逃せない身体サインです。

疲れている時は、何もせず横になりたくなります。もちろん、休息は必要です。しかし、長時間のごろ寝や座りっぱなしが続くと、肩こり、腰痛、背中の張り、全身のだるさが残りやすくなることがあります。

休むことと、回復することは同じではありません。

健康経営で大切なのは、社員に「もっと運動しましょう」と言うことではなく、休んでも疲れが取れない状態を理解し、職場の中で回復しやすい行動を設計することです。

本記事では、ごろ寝疲れが起きる理由と、座りっぱなしによる疲労感を防ぐ職場セルフケアについて、人事総務・健康経営担当者向けに整理します。

休んでも疲れが取れないごろ寝疲れと職場ストレスに悩むビジネスパーソン

休んでいるつもりでも、身体が回復しにくい状態になることがあります。

ごろ寝疲れとは、休んだつもりでも回復していない状態

ごろ寝疲れとは、横になって休んでいたのに、かえって身体が重く感じる状態です。

長時間横になっていると、身体を動かす機会が減ります。すると、血流が滞りやすくなり、筋肉も固まりやすくなります。

特に、首、肩、背中、腰は、同じ姿勢が続くことでこわばりやすい部位です。

その結果、休んだつもりなのに、肩こり、腰痛、背中の張り、頭の重さ、だるさが残ることがあります。

これは怠けているからではありません。身体が回復しやすい状態になっていないために起こる反応です。

休むことと、回復することは違う

疲れている時に休むことは大切です。しかし、休み方によっては、回復につながりにくい場合があります。

たとえば、休日に長時間寝転んでスマートフォンを見続ける。ソファで同じ姿勢のまま動画を見る。仕事後に横になったまま何時間も動かない。このような過ごし方では、身体は休んでいるように見えても、首・肩・腰のこわばりが続くことがあります。

回復には、完全な無活動だけでなく、短い姿勢の切り替えや軽い身体活動が必要になることがあります。

状態 起こりやすいこと 必要な回復行動
長時間ごろ寝 背中や腰が固まりやすい 短時間起き上がり、姿勢を変える
休日のスマホ閲覧 首・肩がこわばりやすい 画面を見る姿勢を変え、肩を軽く動かす
座りっぱなし 下半身や腰のだるさが残りやすい 立ち上がる、歩く、足首を動かす
寝ても疲れが取れない 身体が緊張したまま戻っていない 呼吸と軽い動きで回復方向へ切り替える

つまり、ごろ寝疲れへの対策は、激しい運動ではありません。回復のために、身体を少しだけ動かすことです。

座りっぱなしは、職場でも休日でも疲労を残しやすい

職場では、デスクワーク、オンライン会議、資料作成、メール対応などで、座りっぱなしの時間が長くなります。

座り続けると、背中、腰、股関節、足まわりの動きが少なくなります。呼吸も浅くなりやすく、肩や首にも力が入りやすくなります。

この状態が仕事中に続き、休日もごろ寝やスマホ閲覧で同じように動かない時間が続くと、身体は回復する機会を失いやすくなります。

「休んだのに疲れが取れない」という訴えの背景には、仕事中と休日の両方で、身体を動かさない時間が長くなっていることがあります。

ごろ寝疲れを防ぐには、強い運動ではなく小さな切り替えが必要

疲れている社員に、いきなり運動をすすめる必要はありません。

ごろ寝疲れや座りっぱなし疲労を防ぐために必要なのは、強い運動ではなく、小さな切り替えです。

  • 30分から60分に一度、立ち上がる
  • 水分を取りに行く
  • トイレやコピーなどで短く歩く
  • 座ったまま足首を上下に動かす
  • 肩を軽く回す
  • 深く息を吐いて、背中や腰のこわばりに気づく
  • 横になっていたら、一度起き上がって姿勢を変える

これらは、運動というよりも、回復行動です。

身体を追い込むためではなく、固まり続けた姿勢を切り、回復しやすい状態に戻すために行います。

職場でできる最小の回復プロトコル

健康経営の現場では、難しい運動メニューよりも、職場で続けられる最小の行動に落とし込むことが重要です。

場面 回復行動 ねらい
長時間デスクワーク 30分から60分に一度立ち上がる 座位の固定を切る
会議後 背中を伸ばし、深く息を吐く 緊張を次の業務に持ち越さない
座ったまま作業が続く時 かかと上げ・つま先上げを各15秒行う 下半身のこわばりを防ぐ
休憩時間 スマホを見続けず、姿勢を変える 休憩中の首・肩負担を減らす
疲労感が強い時 強い運動ではなく、短い歩行や呼吸から始める 負担を増やさず回復へ向ける

このような小さな行動は、社員一人ひとりの努力だけに任せると続きにくくなります。職場の休憩設計や管理職の理解と組み合わせる必要があります。

ごろ寝疲れを悪化させやすい職場の特徴

ごろ寝疲れは、休日の過ごし方だけで起こるものではありません。

平日の働き方が、休日の回復感に影響します。

  • 座りっぱなしの時間が長い
  • オンライン会議が連続している
  • 休憩を取りにくい雰囲気がある
  • 昼休みもスマートフォンやパソコンを見続けている
  • 肩こり・腰痛を我慢している社員が多い
  • 疲労を相談しにくい
  • 管理職が休憩や姿勢の切り替えを軽視している

このような職場では、社員が休日に横になっても、身体の緊張が抜けきらないことがあります。

健康経営では、「休めているはず」と判断するのではなく、休んだあとに回復感があるかを見る必要があります。

タニカワ久美子の企業研修での扱い方

タニカワ久美子の企業研修では、ごろ寝疲れを「休日の過ごし方が悪い」という話にはしません。

まず、仕事中に身体がどれだけ固まっているかに気づくことから始めます。座り続けている時に、背中が丸まっていないか。腰が重くなっていないか。肩に力が入っていないか。呼吸が浅くなっていないかを確認します。

過去に実施したセミナーでは、全員参加型の軽いストレッチ運動を必ず取り入れてきました。椅子に座ったままできる背伸び、肩回し、足首の上下運動、呼吸に合わせた軽い動きなど、運動が苦手な社員でも参加しやすい内容です。

研修の現場では、短い演習のあとに「座っているだけなのに腰が固まっていた」「肩に力が入っていた」「休憩中もスマホを見ていて身体は休んでいなかった」と話す社員がいます。

この気づきが、ストレス性の痛み・コリ改善の入口です。

管理職には、「休憩を取っているかだけでなく、回復できる休憩になっているかを見てください」と伝えます。休憩時間があっても、身体が固まり続けていれば、回復感は出にくいからです。

ストレス管理の制度設計へつなげる

ごろ寝疲れや座りっぱなし疲労は、社員本人の生活習慣だけの問題ではありません。

業務量、会議設計、休憩の取りやすさ、管理職の声かけ、職場の雰囲気が関係します。

職場のストレス対策を、個人のセルフケアだけで終わらせず、制度設計・役割分担・KPI運用までつなげる考え方については、まとめページ「ストレス管理とは|人事・総務が進める制度設計・役割分担・KPI運用」で整理しています。

まとめ:休んでも疲れが取れない時は、回復行動を見直す

ごろ寝疲れは、休んでいないから起こるのではなく、休み方が回復につながっていない時に起こります。

長時間のごろ寝、座りっぱなし、スマホを見続ける休憩は、首・肩・背中・腰のこわばりを残しやすくします。

健康経営で必要なのは、社員に強い運動を求めることではありません。座位の連続を切り、短く立つ、軽く動く、呼吸を整えるといった回復行動を職場の中に組み込むことです。

タニカワ久美子の企業研修では、全員参加型の軽いストレッチ演習を通じて、社員が自分の身体の固まりに気づく時間をつくります。

休むことを、ただ動かない時間にしない。身体が回復しやすい状態へ切り替えることが、ストレス性の痛み・コリを悪化させない職場セルフケアです。

休んでも疲れが取れない社員へのストレスケア研修をご検討のご担当者へ

けんこう総研では、座りっぱなしによる肩こり・腰痛・背中の張り、休んでも抜けない疲労感を、職場セルフケアと健康経営の視点から扱うストレスマネジメント研修を行っています。全員参加型の軽いストレッチ演習を通じて、社員が身体のサインに気づき、無理なく回復行動を取り入れられる内容で設計できます。

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