健康経営のハイブリッド研修|動画とライブを組み合わせる方法

ストレス・セルフケアを組み合わせた健康経営研修

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健康経営のハイブリッド研修|動画とライブを組み合わせる方法

健康経営研修を実施しても、受講後に職場で使われないことがあります。
研修当日は反応がよかった。
アンケートでも「わかりやすかった」と書かれている。
それでも数週間後には、いつもの働き方に戻ってしまう会社があります。

この記事では、健康経営研修を一度きりで終わらせないために、オンデマンド動画とライブ研修を組み合わせるハイブリッド研修について説明します。
同じ健康経営研修でも、本記事は健康経営の理論ではなく、社内研修としてどう学ばせ、どう職場に残すかに焦点を当てます。

人事総務・健康経営担当者が、社員の理解度の差をふまえながら、動画とライブ研修をどのように組み合わせればよいかを見ていきます。

健康経営研修が一度きりで終わりやすい理由

多くの企業では、健康経営研修を毎年実施しています。
しかし、研修を行っても職場に残りにくいことがあります。

  • 受講者の関心に差がある
  • 基礎知識の差が大きい
  • 研修内容を自分の仕事に置き換えにくい
  • 管理職が研修後に何を話せばよいかわからない
  • 人事総務が研修後の変化を確認できていない

この状態では、研修は「実施した」という記録にはなりますが、職場の行動にはつながりにくくなります。
健康経営研修を社内に残すには、受講する前、受講中、受講後の流れを作ることが必要です。

健康経営のハイブリッド研修とは

健康経営のハイブリッド研修とは、オンデマンド動画とライブ研修を組み合わせる方法です。
動画で基礎知識をそろえ、ライブ研修で対話、実践、職場への置き換えを行います。

研修方法 役割 向いている内容
オンデマンド動画 基礎知識をそろえる 健康経営の基本、食事、運動、休養、ストレスケアの考え方
ライブ研修 行動に落とし込む 対話、体験、職場での使い方、管理職の声かけ
研修後フォロー 職場に残す 振り返り、管理職の共有、次に見る変化の確認

動画だけでは行動に残りにくく、ライブ研修だけでは基礎知識の差を埋めにくいことがあります。
この弱点を補うのが、ハイブリッド研修です。

動画研修で基礎知識をそろえる

健康経営研修では、受講者の知識や関心に大きな差があります。
健康に関心が高い社員もいれば、健康経営を会社の制度だと思っている社員もいます。

そのまま一斉研修を行うと、基礎から聞きたい人と、具体的な実践を知りたい人の両方にとって中途半端になります。

オンデマンド動画を使うと、次のような内容を事前に共有できます。

  • 健康経営とは何か
  • なぜ社員の健康が仕事に関係するのか
  • 食事・運動・休養・ストレスケアの基本
  • 健康経営が職場の働きやすさにどう関係するのか
  • 研修当日に考えてほしいこと

動画で土台をそろえておくと、ライブ研修では一方的な説明を減らし、受講者自身の職場に引き寄せた話がしやすくなります。

ライブ研修で行動に変える

ライブ研修の役割は、知識をもう一度説明することではありません。
動画で学んだ内容を、自分の仕事や職場の課題に置き換えることです。

健康経営研修では、次のような時間を入れることで、受講者の行動につながりやすくなります。

  • 自分の疲れやストレスに気づく
  • 休憩や相談の取り方を考える
  • 管理職が部下に声をかける場面を考える
  • 職場で使える言葉に置き換える
  • 研修後に何を変えるかを一つ決める

健康経営研修は、聞いて終わるものではありません。
社員が自分の働き方を見直し、管理職が声をかけやすくなり、人事総務が次の支援につなげられるようにすることが大切です。

健康経営研修で扱いたい4つの領域

健康経営研修では、食事、運動、休養、ストレスケアを切り離して扱わないことが重要です。
職場の健康課題は、どれか一つだけで起きるわけではないからです。

領域 職場で関係すること 研修で扱いたい視点
食事 疲労感、集中力、生活習慣 忙しい社員でも続けやすい工夫
運動 肩こり、腰痛、座りすぎ、気分転換 職場で短時間にできる動き
休養 睡眠不足、回復不足、判断力低下 休みづらさや疲労の持ち越しを見直す
ストレスケア 相談しにくさ、感情的対応、欠勤・離職 早めに気づき、相談につなげる

この4つを別々の知識として教えるだけでは、職場では使われにくくなります。
社員の日常業務にどう関係するのかを伝えることで、健康経営研修は自分ごとになりやすくなります。

ハイブリッド研修が向いている企業

健康経営のハイブリッド研修は、次のような企業に向いています。

  • 社員の勤務時間や勤務場所がばらばらである
  • 管理職と一般社員で学ばせたい内容が違う
  • 一度の集合研修だけでは定着しにくい
  • 健康経営を社内で繰り返し説明したい
  • 人事総務が研修準備を一人で抱えている
  • 研修後の行動変化まで見たい

特に中小企業では、集合研修のために全員の時間をそろえることが難しい場合があります。
動画とライブ研修を分けることで、限られた時間でも研修を進めやすくなります。

ハイブリッド研修で失敗しやすい点

ハイブリッド研修は、動画とライブを組み合わせれば自動的に成果が出るものではありません。
次のような状態になると、研修効果は弱くなります。

失敗しやすい状態 起きる問題 見直したいこと
動画を見せるだけで終わる 受講者が行動に移しにくい ライブ研修や振り返りにつなげる
ライブ研修が講義中心になる 動画との差がなくなる 対話、体験、職場での使い方を入れる
受講後の確認がない 学んだことが職場に残らない 数週間後に行動や反応を見る
管理職が関わらない 現場で話題にならない 管理職が伝える言葉を決める
対象者を分けていない 全員に同じ内容になり、自分ごと化しにくい 社員向け、管理職向け、人事総務向けで分ける

ハイブリッド研修で大切なのは、受講方法を増やすことではありません。
動画とライブ研修の役割を分け、研修後に職場で使われる状態を作ることです。

タニカワ久美子が企業研修で見ている学びの差

タニカワ久美子の企業研修では、同じ研修を受けていても、社員さんによって反応が大きく違うことがあります。
健康に関心がある社員さんは深くうなずきますが、忙しさで余裕のない社員さんは「大切なのはわかるが、自分の仕事では難しい」と感じていることがあります。

また、管理職からは「部下に健康の話をしたいが、説教のように聞こえないか心配」という声も出ます。
この場合、研修で知識を伝えるだけでは足りません。
職場で使える言葉に置き換え、上司と部下が話しやすい形にする必要があります。

動画で基礎知識をそろえ、ライブ研修で具体的な職場場面に置き換えると、社員も管理職も理解しやすくなります。
これが、ハイブリッド研修を使う大きな理由です。

ハイブリッド研修を職場に残す流れ

健康経営のハイブリッド研修を職場に残すには、次の流れで進めると判断しやすくなります。

  1. 研修で変えたい職場課題を一つ決める
  2. 動画で基礎知識をそろえる
  3. ライブ研修で職場の場面に置き換える
  4. 管理職が研修後に伝える言葉を決める
  5. 社員が使える相談先や支援制度を案内する
  6. 数週間後に、行動や相談しやすさの変化を見る
  7. 次回の研修やフォローにつなげる

この流れがあると、研修は一度きりで終わりません。
社員の行動、管理職の声かけ、人事総務の次の支援につながります。

健康経営のハイブリッド研修は、学びを職場に残す方法

健康経営研修の目的は、知識を伝えることだけではありません。
社員が自分の状態に気づき、管理職が声をかけやすくなり、人事総務が職場の負担を見直せるようにすることです。

オンデマンド動画とライブ研修を組み合わせることで、基礎知識の差を埋めながら、職場で使う行動へつなげやすくなります。
研修を一度きりで終わらせたくない企業にとって、ハイブリッド研修は現実的な方法です。

けんこう総研では、企業研修の現場で得た知見をもとに、動画とライブ研修を組み合わせた健康経営研修を提供しています。
人事総務・健康経営担当者が、社員・管理職・経営層に健康経営を伝えやすい形にして支援します。

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