仕事ストレスの解決法|気分転換で戻らない職場対応

ストレス・セルフケアを組み合わせた健康経営研修

仕事ストレスの解決法を気分転換で片づけない判断と組織対応

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ストレス管理

仕事ストレスの解決法を気分転換で片づけない判断と組織対応

社員が「休日は寝ているのに疲れが取れません」「動画を見て気分転換しても、月曜日の朝になると身体が重い」と話すことがあります。

人事総務のご担当者としては、本人なりにストレス解消をしているように見える。けれど、同じ不調がまた戻ってくる。そこに違和感を持つことはありませんか。

気分転換は大切です。ただし、仕事量が多すぎる、相談できない、休憩が取れない、上司や同僚との関係に緊張がある状態が残っていると、気持ちを切り替えても同じストレスが積み重なります。

仕事ストレスの解決法で見たいのは、「社員が何で気をまぎらわせているか」だけではありません。眠れているか、疲れが取れているか、身体に力が入り続けていないか、仕事量を相談できているかです。

気分転換しているのに、月曜日の朝に身体が重い

仕事でストレスを感じた社員が、休日に寝る、動画を見る、甘いものを食べる、買い物をする。本人は何とか気分を変えようとしています。

それでも月曜日の朝になると、また身体が重い。出勤前に不安が強くなる。会社に着く前から疲れている。この状態は、単なる気分の問題ではありません。

気分転換で一時的に楽になっても、職場の負荷が残っていれば、社員はまた同じ場所に戻されます。

ストレス解消が続かない社員を、意識不足で見ない

「自分なりに解消しています」と話す社員でも、本当に回復できているとは限りません。

眠りが浅い、朝から疲れている、肩や首に力が入る、休日も仕事のことを考えてしまう。このような反応が続く時、本人の努力不足だけで見ると、職場側で見直せる材料を失います。

仕事ストレスは、社員の性格や気合いの問題ではありません。心と身体が、負荷が続いていることを知らせている場合があります。

気分転換・セルフケア・相談窓口だけでは拾えない負荷がある

散歩、音楽、軽い運動、休養、誰かと話すことは、仕事ストレスの対処として役立つことがあります。

ただし、それだけでは拾えない負荷があります。業務量が多すぎる。優先順位を自分で決められない。休憩を取りにくい。相談窓口はあるけれど使いにくい。

このような状態では、「ストレス解消法を増やしましょう」と伝えても、社員には「自分で何とかしてください」と聞こえることがあります。

心の不調か、身体の疲労かを分けきれない

仕事ストレスは、心だけにも身体だけにも出ません。

眠れない、胃が重い、頭痛がする、呼吸が浅い、集中できない、イライラしやすい。これらは重なって現れることがあります。

専門職でも迷うのは、どこまでを本人のセルフケアで見て、どこから職場の負荷調整として扱うかです。早く原因を一つに決めるより、心身反応、休息、相談のしやすさ、業務量を分けて見る必要があります。

人事総務・管理職・本人で見えているストレスが違う

本人には、眠れない夜や休日の疲労感が見えています。管理職には、ミスの増加や表情の変化が見えています。人事総務には、残業、休職、相談件数、ストレスチェック結果が見えています。

ところが、この情報がつながっていないと、「本人は頑張っている」「管理職は様子を見ている」「人事総務にはまだ相談が来ていない」で止まります。

社内で動かしにくい理由は、対策がないからではありません。誰が、どの変化を、どの段階で共有するかが決まっていないことです。

タニカワ久美子の研修では、気分転換を職場の判断材料に変える

タニカワ久美子の研修現場では、「休日に寝れば何とかなると思っていました」「動画を見続けて気をまぎらわせていました」という声が出ることがあります。

一方で、話を深めると、休みの日も頭の中で仕事が続いていたり、上司に相談する前に自分で抱え込んでいたりすることがあります。

ここで扱うのは、気分転換の良し悪しではありません。社員の「自分なりに解消しています」という言葉を、睡眠、疲労、休憩、相談、業務量の判断材料として見直すことです。

管理職が見るのは、「大丈夫?」への返事ではない

管理職は「大丈夫?」だけで終わらせず、朝の疲労感、休憩の有無、抱えている仕事、優先順位の混乱を確認します。

診断するのではなく、仕事側で下げられる負荷があるかを見ることが役割です。

人事総務が整えるのは、気分転換より相談しやすさ

人事総務は、ストレス解消法の紹介だけでなく、相談先、休憩の取りやすさ、業務量の偏り、管理職への共有基準を確認します。

社員のセルフケアを、職場側の支援につなげる導線が必要です。

最後に、人事総務のご担当者へ

仕事ストレスの解決法は、気分転換の方法を増やすことだけではありません。

社員が「自分なりにストレス解消しています」と話していても、眠れていない、疲れが取れない、休日も仕事が頭から離れない状態が続いているなら、回復できているとは言い切れません。

その社員は、努力が足りないのではなく、職場で見直すべき判断材料を一人で抱えているのかもしれません。

気分転換で戻らない仕事ストレスを、本人の問題で終わらせていないでしょうか。

管理職の気づき、人事総務が持つ情報、社員本人の心身反応は、社内でつながっているでしょうか。

ここを整理しないままストレス対策を進めると、セルフケア研修も相談窓口も、現場の不調に届きにくくなります。

仕事ストレスを本人任せにせず、職場対応へつなげたいご担当者へ

けんこう総研では、仕事ストレス、心身の反応、休養、相談、業務量の見直し、管理職の声かけを組み合わせたストレスマネジメント研修を行っています。気分転換だけでは戻らない職場ストレスを、社員本人の努力だけにせず、職場で支える形へ整理します。

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文責:タニカワ久美子

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