健康経営
組織のストレスをこう変える!健康経営を実現する実装アプローチ
こんにちは、けんこう総研代表のタニカワ久美子です。
本記事では、「ストレス対策をしたのに成果が出ない」という多くの企業が直面する課題に対し、**組織のストレス構造そのものをどう変えるか**という視点から、健康経営を実現するための実装アプローチをお伝えします。
ストレスは「個人の問題」ではなく「組織構造の結果」
企業におけるストレス対策がうまくいかない最大の理由は、
ストレスを**個人のメンタルの弱さ**として扱ってしまう点にあります。
しかし実際には、
– 業務設計
– 権限と裁量
– 評価制度
– コミュニケーション構造
こうした**組織要因の積み重ね**が、ストレスとして表出しています。
つまり、ストレスは「症状」であり、原因は組織側にあるケースがほとんどです。
研究と実務を往復して見えたこと
私はこれまで、企業現場での実践に加え、東京大学大学院 情報学環においてストレス研究に取り組んできました。
研究を通じて明確になったのは、
ストレスは「減らすもの」ではなく、
**設計し直すことで、パフォーマンスへ転換できる要素**だという事実です。
適切に設計されたストレスは、
集中力・判断力・創造性を高め、
組織の生産性を底上げします。
組織のストレスを「変える」ための3つの視点
1. ストレスを感情論から切り離す
「大変そう」「忙しそう」といった印象評価では、組織は変わりません。
ストレスを**測定可能な状態**として捉え、業務・役割・環境との因果で整理します。
2. 業務プロセスと結びつける
ストレスは必ず業務のどこかで発生しています。
属人化、過剰責任、曖昧な指示系統など、**構造上の歪み**を特定することが不可欠です。
3. 行動が変わる設計に落とす
理解だけで終わる研修では、組織は変わりません。
管理職・現場それぞれが「何を変えるのか」が明確になる設計が必要です。
健康経営としてのストレス対策が成果を生む理由
組織のストレス構造を見直すと、次の変化が起こります。
– 無自覚な疲弊が減る
– 判断スピードが上がる
– ミス・衝突が減少する
– 離職リスクが下がる
これらはすべて、**生産性KPIに直結する変化**です。
健康経営とは、福利厚生ではなく、**組織パフォーマンスを最適化する経営手法**なのです。
けんこう総研が重視する「実装としてのストレス管理」
けんこう総研では、ストレス対策を
「気持ちを楽にする取り組み」では終わらせません。
– 組織構造
– 業務設計
– 管理職の関わり方
– 現場の行動変容
これらを一体として設計し、
**健康経営が実際に機能する状態**をつくります。
健康経営を実現する鍵は「ストレスの扱い方」
ストレスを敵として排除しようとすると、組織は弱くなります。
ストレスを理解し、構造を変え、適切に使うことで、組織は強くなります。
健康経営とは、
**組織のストレスをマネジメントできる経営**です。
この考え方が、次に必要となる
**ストレスの可視化・KPI化**へとつながっていきます。
