背中のこわばりと職場ストレス|座りっぱなし職場のセルフケア

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ストレス性痛み・コリ改善(セルフケア/タニカワメソッド)

背中のこわばりと職場ストレス|座りっぱなし職場のセルフケア

会議やデスクワークが続く職場では、背中が張る、腰が重い、肩に力が入ると感じる社員が増えることがあります。

このような背中のこわばりは、本人の姿勢だけで起こるとは限りません。
締切、報告、クレーム対応、オンライン会議、長時間の画面作業が続くと、体は無意識に身構えます。
その結果、呼吸が浅くなり、肩・背中・腰に力が入りやすくなります。

人事総務・健康経営担当者が見たいのは、「姿勢の悪い社員が多い」ということだけではありません。
会議と会議の間に体を切り替える時間があるか。
長く座ったまま作業する流れになっていないか。
背中の張りや腰の重さを、本人だけの我慢にしていないかです。

この記事では、背中のこわばりを、職場ストレスによって体に出る変化として見ていきます。
社員に強い運動を頑張らせる前に、まず呼吸と軽い動きで背中をゆるめやすくする職場セルフケアとして確認してください。

会議続きの職場では、背中が固まりやすくなります

ストレスが高い時、体は緊張しやすくなります。
上司への報告前、会議で発言を求められる時、クレーム対応中、締切に追われている時など、本人が気づかないうちに肩や背中に力が入ることがあります。

この時に起こりやすいのが、肩が上がる、背中に力が入る、腰を固める、息を止める、呼吸が浅くなるといった変化です。
これは本人の気持ちが弱いからではありません。
仕事中の緊張に対して、体が自然に反応している状態です。

この緊張が長く続くと、背中や腰がゆるむ時間が減ります。
その結果、背中の張り、肩こり、腰の重さ、疲労感として残ることがあります。

職場で起こりやすい場面 体に出やすい変化 人事総務が見たいこと
会議や報告で緊張する 肩が上がり、背中に力が入る 会議後に体を切り替える時間があるか
オンライン会議が続く 画面を見続け、呼吸が浅くなる 会議と会議の間に短い休憩があるか
長時間のデスクワーク 背中が丸まり、腰が固まりやすい 同じ姿勢が続きすぎていないか
クレーム対応や対人対応 体が身構え、背中や腰に力が残る 対応後に落ち着く時間があるか
集中作業が長く続く 体を動かす回数が減る 背中の張りに気づく機会があるか

背中のこわばりは、本人の姿勢だけの問題ではありません。
仕事中の緊張、休憩の取りにくさ、画面作業の長さが重なって起こることがあります。

背中は、固め続けるより少し動かせることが大切です

背中や腰まわりは、体を支えるために大切な部分です。
ただし、支えるためにずっと固めていればよいわけではありません。

首、背中、腰、骨盤まわりが少しずつ動くことで、体の負担は一か所に集中しにくくなります。
反対に、緊張したまま長く座り続けると、背中だけが固まる、腰だけに負担がかかる、首だけが前に出るといった偏りが起こりやすくなります。

職場で大切なのは、背中を大きく反らせたり、強く伸ばしたりすることではありません。
まず、固まっていることに気づき、痛みのない範囲で少し動かすことです。

背中の張りや腰の重さがある社員に、いきなり強い運動をすすめると、かえって力みが増えることがあります。
職場セルフケアでは、運動量よりも、無理なく続けられる切り替えを優先します。

背中のこわばりは、呼吸の浅さとも関係します

背中が固まっている時、呼吸も浅くなりやすくなります。
緊張している時ほど、息を止める、吐く息が短くなる、肩で呼吸するという状態になりがちです。

呼吸が浅いまま仕事を続けると、胸まわりや背中が動きにくくなります。
その結果、肩や腰の力みも抜けにくくなります。

職場で最初に行いたいのは、難しい呼吸法ではありません。
まず、息を止めていないか、肩に力が入っていないか、背中が固まっていないかに気づくことです。

起こりやすい状態 体に出やすい変化 職場でできること
緊張している 息を止めやすい まず細く息を吐く
画面を見続けている 背中が丸まりやすい 一度顔を上げ、背中を軽く伸ばす
肩に力が入っている 首・肩・背中がこわばる 肩を下げ、力みに気づく
長く座っている 腰と背中が固まりやすい 立ち上がる、座り直す、姿勢を変える

呼吸に合わせて背中を少し動かすだけでも、体のこわばりに気づきやすくなります。
ここで必要なのは、強い運動ではありません。
短く、無理なく、仕事の合間にできる動きです。

強い運動をすすめる前に、今の体の状態を確認します

背中や腰のこわばりがあると、「体幹を鍛えた方がよい」と考えることがあります。
体の中心を安定させる力は大切です。

しかし、疲労が強い社員や、腰の重さを感じている社員に、いきなり強い運動をすすめると負担になることがあります。
息が止まり、背中や腰に余計な力が入ってしまう場合もあります。

職場セルフケアで最初に見たいのは、回数や負荷ではありません。
その人が、痛みなく、息を止めず、無理なく動けるかです。

  • 呼吸を止めずに動けるか
  • 背中や腰に力が入りすぎていないか
  • 肩をすくめずに動けるか
  • 痛みが出ない範囲で行えているか
  • 終わったあとに疲れや痛みが増えていないか

痛みが強い場合、しびれがある場合、動くと症状が悪化する場合は、無理に運動を続ける状態ではありません。
職場のセルフケアではなく、医療職や専門職へ相談する案内も必要です。

体を鍛えることよりも、まず自分の体のどこが固まっているかに気づくことが大切です。
その気づきが、職場で続けやすいセルフケアの入口になります。

人事総務が確認したい職場の見方

背中のこわばりを職場ストレスの課題として見る場合、人事総務・健康経営担当者は次の点を確認してみてください。

確認すること 見る理由 職場での対応
長時間座りっぱなしの業務が多くないか 背中や腰が固まりやすいため 作業の区切りで立ち上がる時間を入れる
オンライン会議が連続していないか 呼吸が浅くなりやすいため 会議後に短い休憩を入れる
休憩中もスマートフォンを見続けていないか 休んでいるつもりでも背中が休みにくいため 画面から目を離す時間をつくる
背中の張りや腰の重さを我慢している社員がいないか 不調を言い出せず長引くことがあるため 早めに相談しやすい声かけをする
強い運動を一律にすすめていないか 痛みや疲労がある社員には負担になることがあるため 軽い動きや見学の選択肢を用意する
管理職が短い休憩や姿勢の切り替えを認めているか 本人の努力だけでは続きにくいため セルフケアをサボりではなく回復の行動として伝える

職場のストレス対策では、気分の落ち込みだけでなく、背中・肩・腰に出る体の変化も見る必要があります。
特に会議続き、長時間のデスクワーク、対人対応の多い職場では、背中のこわばりが社員の疲労サインとして出ている場合があります。

タニカワ久美子の企業研修ではどう扱うか

タニカワ久美子の企業研修では、背中のこわばりを「姿勢が悪いから直しましょう」という話だけでは扱いません。
まず、社員自身が仕事中にどのタイミングで背中や腰を固めているかに気づくことから始めます。

座っている時に背中が固まっていないか。
会議中に息を止めていないか。
報告や対応のあとも肩や腰に力が入り続けていないか。
このような体の変化を、仕事の場面と結びつけて確認します。

研修では、椅子に座ったままできる背伸び、肩甲骨まわりの軽い動き、呼吸に合わせて背中をゆるめる動きなどを行います。
運動が苦手な社員でも参加しやすく、服装や場所を大きく変えなくても実施しやすい内容です。

研修の現場では、短い演習のあとに「背中が固まっていたことに気づいた」「呼吸が浅くなっていた」「腰の重さを我慢していた」と話す社員がいます。
この気づきが、ストレスによる痛み・こりを職場で見直す入口になります。

人事総務の担当者からは、座学だけではなく、全員で実際にできる軽いセルフケアがある点を評価されています。
管理職には、強い運動をすすめる前に、疲労、痛み、休憩不足がないかを確認するよう伝えています。

背中のこわばりは、職場ストレスの体の変化として見ます

背中のこわばりは、単なる運動不足や姿勢の乱れだけで起こるとは限りません。
会議続き、長時間の画面作業、緊張する対人対応、休憩の取りにくさが重なると、背中や腰が固まりやすくなります。

この状態が続くと、肩こり、腰の重さ、背中の張り、疲労感につながることがあります。
健康経営で必要なのは、社員に強い運動を一律に頑張らせることではありません。
背中のこわばりに早く気づき、呼吸と軽い動きで切り替えられる職場をつくることです。

背中が固まっている時、それは本人の努力不足ではなく、仕事中の緊張や回復不足が体に表れている場合があります。
ストレスによる痛み・こりを悪化させないためには、その変化を早く見つけ、無理なく整えることが大切です。

背中の張り、肩こり、腰の重さを、職場セルフケアと健康経営の視点から見直したい場合は、研修内容をご確認ください。


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文責:タニカワ久美子

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