オンラインメンタルヘルス研修|社内に定着させる進め方

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健康経営

オンラインメンタルヘルス研修|社内に定着させる進め方

オンラインメンタルヘルス研修は、在宅勤務や拠点分散がある職場でも、社員に心身の健康教育を届けやすい方法です。

人事総務の担当者からは、「在宅勤務者のストレスが見えにくい」「リモート研修の教材がない」「メンタルヘルス対策を毎年続ける仕組みにしたい」という相談を受けることがあります。

この記事では、オンラインメンタルヘルス研修を一度きりで終わらせず、社内の健康教育として定着させる進め方を、健康経営担当者が判断しやすい形で見ていきます。

オンラインメンタルヘルス研修とは

オンラインメンタルヘルス研修とは、社員が自分のストレスや疲労に気づき、職場で無理なく対処する方法を、オンラインで学ぶ研修です。

在宅勤務、地方拠点、シフト勤務、集合研修が難しい職場でも実施しやすい点が特徴です。

ただし、動画を見せるだけでは、職場に定着しにくいことがあります。

大切なのは、社員が「自分のことだ」と感じられる内容にすることです。自分のストレスサインに気づく、休憩の取り方を知る、相談するタイミングを考える、体をゆるめる方法を実践する。このように、日常の行動につながる研修にする必要があります。

在宅勤務では、ストレスが見えにくくなる

在宅勤務では、通勤の負担が減る一方で、別のストレスが生まれます。

仕事と家庭の区切りがつきにくい。ちょっとした相談がしにくい。上司や同僚の表情が見えにくい。雑談が減り、孤独感が強くなる。

このような状態では、社員が不調を抱えていても、職場側が気づきにくくなります。

  • オンライン会議では元気そうに見える
  • 相談が遅れて、問題が大きくなってから表に出る
  • 休憩を取らずに働き続けてしまう
  • 家庭の役割と仕事の負担が重なる
  • 気持ちの切り替えができず、疲れが残りやすい

人事総務・健康経営担当者が見るべきなのは、在宅勤務をしているかどうかだけではありません。社員が一人でストレスを抱え込まない仕組みがあるかどうかです。

メンタルヘルス健康教育を社内に定着させる意味

メンタルヘルス対策は、外部研修を一度実施して終わりではありません。

社員が日々の仕事の中で、自分の状態に気づき、必要なときに相談し、心身を整える行動を取れるようにすることが重要です。

そのためには、健康教育を社内に定着させる視点が必要です。

定着させたい内容 職場での意味 期待できる変化
ストレスのサインに気づく 眠りにくさ、疲れ、イライラ、集中低下を早めに見る 不調が深くなる前に対処しやすくなる
相談しやすくする 困ったときに誰へ何を伝えるかを決めておく 抱え込みや孤立を防ぎやすくなる
体を整える方法を持つ 呼吸、軽い運動、短い休憩で緊張をゆるめる 仕事中に気持ちを切り替えやすくなる
管理職が変化に気づく 部下の疲れ、相談の遅れ、表情や反応の変化を見る 早めの声かけにつながる

メンタルヘルス健康教育を社内に定着させるとは、社員に知識を配ることではありません。職場の中で使える行動に変えることです。

オンライン研修で扱いたい内容

オンラインメンタルヘルス研修では、画面越しでも受講者が自分ごととして考えられる内容にすることが重要です。

  • 在宅勤務で起こりやすいストレス
  • 自分のストレスサインの見つけ方
  • オンライン会議後の疲れへの対処
  • 休憩と仕事の区切りの作り方
  • 上司や同僚への相談の仕方
  • 呼吸や軽い運動によるストレスケア
  • 管理職がリモート下で部下を見るポイント

オンライン研修では、長い講義を続けると集中が切れやすくなります。

そのため、短い説明、セルフチェック、軽い実践、振り返りを組み合わせることで、受講者が最後まで参加しやすくなります。

録画型とライブ型は役割を分ける

オンライン研修には、録画型とライブ型があります。

どちらが正しいというより、目的によって使い分けることが大切です。

形式 向いている内容 注意点
録画型 基礎知識、セルフケア、繰り返し学びたい内容 視聴後の理解確認や行動につなげる仕組みが必要
ライブ型 質疑応答、職場ごとの悩み、管理職向けのケース検討 参加者が話しやすい進行と時間設計が必要

たとえば、全社員には録画型で基礎をそろえ、管理職にはライブ型で部下対応や声かけを扱う方法があります。

このように分けると、限られた予算でも健康教育を続けやすくなります。

汎用的な動画だけでは定着しにくい

メンタルヘルス研修では、汎用的な動画を配信するだけでは、社員が自分の職場に置き換えにくいことがあります。

たとえば、在宅勤務者、現場職、管理職、若手社員、感情労働が多い職場では、ストレスの出方が違います。

同じ「ストレスケア」でも、必要な内容は変わります。

  • 在宅勤務者には、孤立感や仕事との区切り
  • 若手社員には、相談の仕方や不安の扱い方
  • 管理職には、部下の変化への気づき方
  • 感情労働が多い職場には、気持ちの消耗への対処

人事総務の担当者が研修を選ぶときは、自社の勤務形態や職場課題に合わせて内容を調整できるかを確認することが大切です。

タニカワ久美子の企業研修で伝えていること

タニカワ久美子の企業研修では、オンラインメンタルヘルス研修を「動画を見せるだけの研修」にしないように伝えています。

研修現場では、「在宅勤務者の不調が見えにくい」「オンライン研修を実施しても、社員の行動が変わったか見えない」「メンタルヘルス対策を社内で続ける仕組みがない」という相談を受けることがあります。

このような場面では、研修内容を自社の職場に合わせることが重要です。

たとえば、在宅勤務者には仕事と休息の区切り、管理職にはオンラインでの声かけ、一般社員にはストレスのサインと体を整える方法を扱います。

人事総務・健康経営担当者にとって大切なのは、研修を実施した事実だけではありません。社員が研修後に、自分の状態に気づき、相談し、日常の中で小さな対処を始められることです。

オンライン研修を導入するときの確認ポイント

オンラインメンタルヘルス研修を導入するときは、次の点を確認してください。

  • 対象者は全社員、管理職、若手社員、在宅勤務者のどこか
  • 録画型とライブ型のどちらが合っているか
  • 自社の勤務形態や課題に合わせて内容を調整できるか
  • 受講後に、相談や休憩などの行動につながる内容か
  • 管理職の声かけや職場改善につなげられるか
  • 毎年続けられる形になっているか

オンライン研修は、会場を用意しなくても実施できます。

しかし、実施しやすいからこそ、内容が薄くなったり、受講して終わりになったりしないように注意が必要です。

よくある質問

リアル研修とオンライン研修は何が違いますか?

リアル研修は、その場の空気感や参加者の反応を見ながら進めやすい点が特徴です。オンライン研修は、遠隔地や複数拠点でも参加しやすく、録画を使えば繰り返し学びやすい点が特徴です。

自社の課題に合わせて内容を変えられますか?

はい。業種、勤務形態、受講者の立場、現在の課題に合わせて内容を調整できます。研修前に、人事総務・健康経営担当者から課題をお聞きし、必要な内容を組み立てます。

社内ガイドラインに合わせた研修はできますか?

はい。社内のメンタルヘルス方針や相談窓口、既存のルールに合わせて研修内容を調整できます。社員が受講後に、社内の仕組みを使いやすくなるように設計します。

メンタルヘルス研修と組み合わせやすい内容はありますか?

ストレスマネジメント研修、管理職ラインケア研修、感情労働ストレス研修、ストレスチェック後の職場改善研修などと組み合わせやすいです。対象者や目的に合わせて、必要な内容を分けて実施します。

健康経営では、オンライン研修を続けられる仕組みにする

健康経営では、オンラインメンタルヘルス研修を単発の研修で終わらせないことが重要です。

社員が自分のストレスに気づき、相談し、体を整える方法を知る。管理職が部下の変化に気づき、声をかける。人事総務が受講後の変化を見て、次の支援につなげる。

この流れができると、オンライン研修は一度きりの教育ではなく、社内に定着する健康教育になります。

社員向けのストレス対処研修については、ストレスマネジメント研修のページでも紹介しています。

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