健康経営
健康経営優良法人認定に向けた従業員健康リテラシーセミナー
健康経営優良法人認定に向けて、従業員の健康リテラシーを高めるセミナー
健康経営優良法人認定を目指す企業では、制度の書類を整えるだけでなく、従業員が自分の健康に気づき、必要な行動を取れるようにする取り組みが求められます。
人事総務・健康経営担当者の方からは、「健康セミナーを実施したいけれど、何をテーマにすればよいのかわからない」「健康意識の高い社員だけが参加して終わってしまう」という相談を受けることがあります。
この記事では、健康経営優良法人認定に向けて、従業員の健康リテラシーを高める法人向け健康セミナーを導入するときの考え方を見ていきます。
健康リテラシーとは、従業員が自分の健康を仕事と結びつけて考える力
健康リテラシーとは、健康情報を知っているだけではありません。自分の体調や疲れに気づき、必要なときに相談し、受診や生活改善につなげる力です。
職場では、腰痛、肩こり、睡眠不足、疲労感、メンタルヘルス不調などがあっても、従業員本人が「これくらい我慢すればよい」と考えてしまうことがあります。人事総務から見ると、健診結果やストレスチェック結果に課題が出ていても、本人の行動が変わらないこともあります。
そのため、健康経営の取り組みでは、制度を用意するだけでなく、従業員が自分ごととして受け止められる健康セミナーが必要になります。
人事総務が感じやすい健康経営セミナーの悩み
健康経営に取り組む企業では、従業員向けの健康教育を実施したいと思っていても、実際には運用上の悩みが出てきます。
- どの健康課題からセミナーにすればよいかわからない
- 健康意識の高い社員だけが参加しやすい
- 忙しい部署では参加時間を確保しにくい
- 腰痛、肩こり、睡眠、メンタルヘルスなどテーマが広がりすぎる
- セミナー後に行動が変わったか確認しにくい
このような状態で健康セミナーを単発実施すると、「実施した」という記録は残っても、従業員の行動変化にはつながりにくくなります。健康経営優良法人認定に向けた取り組みとして考えるなら、セミナーのテーマと実施後のフォローを最初から設計しておくことが重要です。
法人向け健康セミナーで扱いやすいテーマ
従業員の健康リテラシーを高めるセミナーでは、難しい医学知識を詳しく説明するよりも、日常業務の中で気づきやすいテーマから入る方が参加しやすくなります。
けんこう総研では、企業の健康課題や従業員層に合わせて、次のようなテーマを組み合わせます。
- 肩こりや腰痛を放置しないためのセルフチェック
- 睡眠不足や疲労感に気づくための体調確認
- ストレスをため込まないための気づき方
- メンタルヘルス不調を一人で抱え込まない相談行動
- 健診結果を自分の生活に活かす見方
- 仕事中にできる軽い運動やストレッチ
健康セミナーの目的は、従業員に不安を与えることではありません。「少し気をつけてみよう」「早めに相談してみよう」と思える入口を作ることです。
健康意識が低い従業員にも届く内容にする
健康経営の取り組みで難しいのは、もともと健康に関心が高い従業員だけでなく、健康に関心が薄い従業員にも参加してもらうことです。
「生活習慣を改善しましょう」「健康に気をつけましょう」と伝えるだけでは、忙しい現場の従業員には届きにくいことがあります。そこで、仕事中の困りごとに近い言葉で伝える必要があります。
- 夕方になると集中力が落ちる
- 肩こりや腰痛で仕事中に姿勢がつらい
- 夜眠れず、朝から疲れている
- 忙しい時期にイライラしやすい
- 不調があっても相談するほどではないと思っている
このような具体語で伝えると、従業員は自分の状態に置き換えやすくなります。人事総務にとっても、健康セミナーを「福利厚生」ではなく、日々の仕事を支える取り組みとして説明しやすくなります。
タニカワ久美子の企業研修で重視していること
タニカワ久美子の企業研修では、健康経営を制度や認定の話だけで終わらせません。現場で見ていると、従業員の中には、体調不良や疲れを感じていても「仕事だから仕方ない」と考え、相談や受診を後回しにする方がいます。
研修では、「健康のために頑張りましょう」ではなく、「仕事を続けるために、自分の疲れに早く気づきましょう」と伝えます。特に人事総務の担当者からは、専門用語だけではなく、職場で実際に使える言葉で伝えられる点を評価されています。
また、座学だけでなく、全員で実際にできる軽い運動やストレッチを入れることで、健康に関心が薄い従業員にも参加しやすい雰囲気を作ります。人事総務の担当者からも、座学だけではなく、全員で実際にできる軽い運動がある点を評価されています。
健康経営優良法人認定に向けて確認したい実施ポイント
健康経営優良法人認定に向けて健康セミナーを行う場合は、実施テーマだけでなく、社内でどのように説明し、どのように継続するかまで考えておく必要があります。
- 自社の健康課題に合ったテーマを選んでいるか
- 従業員が自分ごととして受け止めやすい内容になっているか
- 参加しにくい部署や勤務形態の従業員にも届けられるか
- セミナー後に相談先や次の行動を示せるか
- 健康経営の取り組みとして記録しやすい形になっているか
健康セミナーは、一度実施して終わりではありません。従業員の反応、参加状況、相談件数、健診やストレスチェック後の行動などを見ながら、次の取り組みにつなげていくことが大切です。
オンライン研修やアーカイブ動画を活用する
従業員が一斉に集まりにくい企業では、オンライン研修やアーカイブ動画を活用することで、健康セミナーを実施しやすくなります。
特に、複数拠点がある企業、シフト勤務の職場、現場業務が多い職場では、集合研修だけにすると参加できる従業員が限られます。オンラインや動画を組み合わせることで、健康経営の取り組みを一部の従業員だけで終わらせず、より多くの社員に届けやすくなります。
- 集合研修:社内の一体感を作りやすい
- オンライン研修:拠点が分かれていても参加しやすい
- アーカイブ動画:欠席者やシフト勤務者にも届けやすい
- 短時間セミナー:忙しい部署でも導入しやすい
形式を増やすことが目的ではありません。従業員が参加しやすく、人事総務が運用しやすい形を選ぶことが重要です。
従業員の健康リテラシー向上は、健康経営の土台になります
健康経営優良法人認定を目指すうえで、従業員の健康リテラシー向上は欠かせない取り組みです。制度や方針を整えても、従業員が自分の体調に気づき、相談や行動につなげられなければ、健康経営は職場に根づきにくくなります。
人事総務・健康経営担当者が、従業員に届きやすい健康セミナーを設計することで、腰痛、肩こり、睡眠不足、疲労、ストレスなどの日常的な健康課題に早く気づける職場づくりにつながります。
健康経営の取り組みを、認定のためだけでなく、従業員が安心して働き続けるための支援として進めていきましょう。
健康経営優良法人認定に向けて、従業員向け健康セミナーを検討している人事総務・健康経営担当者の方へ
けんこう総研では、従業員の健康リテラシー向上、健康課題への気づき、研修後の行動変化を支える健康経営フォローアップを行っています。
