ブレンデッド・ラーニング研修|健康経営でオンラインと対面を組み合わせる

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ブレンデッド・ラーニング研修|健康経営でオンラインと対面を組み合わせる

健康経営の研修を実施しても、1回の講義だけでは職場での行動に残りにくいことがあります。一方で、オンライン学習だけでは、受講者同士の対話や実践の機会が不足しやすくなります。

その両方を補う方法が、オンライン事前学習と対面実践を組み合わせるブレンデッド・ラーニング研修です。人事総務・健康経営担当者の方からは、「全社員に基礎知識をそろえたい」「対面研修では実践に時間を使いたい」「研修後に行動変化を残したい」という相談を受けることがあります。

この記事では、健康経営研修でブレンデッド・ラーニングを導入する前に、人事総務が確認したい設計ポイントを見ていきます。

ブレンデッド・ラーニング研修とは

ブレンデッド・ラーニング研修とは、オンライン学習と対面研修を組み合わせる研修形式です。健康経営研修では、オンラインで基礎知識を事前に学び、対面研修で職場課題への置き換え、ワーク、軽い運動、意見交換を行う形が使いやすくなります。

オンラインと対面は、どちらが優れているかで選ぶものではありません。それぞれの役割を分けて使うことで、研修の時間を有効に使いやすくなります。

研修形式 役割 健康経営研修での使い方
オンライン学習 基礎知識をそろえる ストレス、疲労、セルフケア、相談行動の基本を学ぶ
対面研修 実践と対話を行う 職場課題への置き換え、ワーク、軽い運動を行う
フォローアップ 行動変化を確認する 研修後アンケート、面談、管理職共有につなげる

ブレンデッド・ラーニング研修は、動画を見せてから集合研修を行うだけではありません。研修前、研修中、研修後をつなげて、社員の行動変化を残すための設計です。

健康経営研修でブレンデッド・ラーニングが使いやすい場面

健康経営の研修では、全社員に同じ基礎知識を届けたい場面と、職場ごとの課題に合わせて実践したい場面があります。この2つを一度の対面研修だけで行おうとすると、時間が足りなくなります。

ブレンデッド・ラーニングは、次のような場面で使いやすい方法です。

  • 複数拠点の社員に同じ基礎知識を届けたい
  • 対面研修ではワークや意見交換に時間を使いたい
  • シフト勤務や現場勤務で全員集合が難しい
  • 管理職と一般社員で学ぶ内容を分けたい
  • 研修後の行動変化を確認したい
  • 新入社員や中途入社者にも同じ内容を補完したい

健康経営研修では、知識を伝えるだけでなく、社員が自分の仕事に置き換えられることが大切です。そのためには、オンラインで知識をそろえ、対面で実践する流れが有効です。

オンライン事前学習で扱う内容

オンライン事前学習では、全社員が共通して知っておきたい基礎知識を扱います。ここで内容を詰め込みすぎると、受講者は見ただけで終わりやすくなります。

健康経営研修の事前学習では、次のような内容に絞ると実務につながりやすくなります。

  • ストレスと疲労の基本的な関係
  • メンタル不調の前ぶれとして見えるサイン
  • 仕事中にできる短いセルフケア
  • 相談するタイミングと相談先
  • 健康経営が社員の働き方と関係する理由

事前学習の目的は、専門知識を増やすことではありません。対面研修で話し合いや実践に入れるように、受講者の土台をそろえることです。

対面研修で行うべきこと

対面研修では、オンラインで学んだ内容を職場の行動に変える時間として使います。講師が一方的に説明するだけでは、ブレンデッド・ラーニングの意味が薄くなります。

対面研修で行いたいのは、次のような内容です。

  • 自分の職場で起こりやすいストレス場面を考える
  • 疲労や緊張に気づくセルフチェックを行う
  • 短時間でできる呼吸法や軽い運動を体験する
  • 相談しづらい場面を共有する
  • 研修後に職場で試す小さな行動を決める

対面研修では、知識を確認するだけでなく、「自分の職場では何ができるか」まで落とし込むことが重要です。

アクティブラーニングとの違い

ブレンデッド・ラーニングとアクティブラーニングは、混同されやすい言葉です。健康経営研修では、違いを複雑に説明するよりも、実務上の役割で理解するとわかりやすくなります。

用語 意味 健康経営研修での使い方
ブレンデッド・ラーニング オンライン学習と対面研修を組み合わせる形式 事前学習と対面実践を分けて設計する
アクティブラーニング 受講者が参加しながら学ぶ方法 ワーク、意見交換、実技、ケース検討に使う

つまり、ブレンデッド・ラーニングは研修全体の組み立て方であり、アクティブラーニングは研修中の学び方です。健康経営研修では、オンライン事前学習と対面の参加型ワークを組み合わせることで、両方を活かせます。

ブレンデッド・ラーニング研修で失敗しやすい点

ブレンデッド・ラーニング研修は、形だけ取り入れても効果が出にくいことがあります。特に、オンラインと対面の役割が分かれていない場合は注意が必要です。

よくある失敗は次の通りです。

  • オンライン学習と対面研修で同じ内容を繰り返している
  • 事前学習の受講状況を確認していない
  • 対面研修が講義中心で、実践時間が少ない
  • 受講後アンケートが満足度だけになっている
  • 研修後に職場で何をするか決まっていない
  • 管理職が研修内容を知らず、職場で支援できない

ブレンデッド・ラーニング研修では、形式よりも設計が重要です。オンラインで何を学び、対面で何を実践し、研修後に何を確認するのかを決めておく必要があります。

人事総務が導入前に確認したいこと

ブレンデッド・ラーニング研修を導入する前に、人事総務は研修の流れ全体を確認します。

確認項目 見るポイント 導入判断で確認すること
研修目的 健康知識の提供か、行動変化か 研修後に何を変えたいか
対象者 全社員、管理職、新入社員、健康推進担当者のどこか 対象者ごとに内容を分ける必要があるか
オンライン部分 事前学習として使える内容か 視聴して終わりにならないか
対面部分 ワークや実技の時間があるか 職場行動に落とし込めるか
研修後フォロー アンケートや面談につながるか 健康経営施策として継続できるか

研修形式を先に決めるのではなく、自社の課題に合わせて、オンラインと対面の使い分けを決めることが大切です。

研修後の行動変化を見る

ブレンデッド・ラーニング研修は、受講したかどうかだけで評価すると不十分です。健康経営の研修として見るなら、受講後にどのような行動が残ったかを確認します。

  • 自分のストレスサインに気づけるようになったか
  • 短い休憩や軽い運動を職場で試したか
  • 困ったときに相談する行動が取りやすくなったか
  • 管理職が部下へ声をかけやすくなったか
  • 人事総務が研修後の変化を確認できたか

研修後アンケートでは、「満足したか」だけでなく、「何を職場で試すか」「どの場面で使えそうか」を聞くと、行動変化が見えやすくなります。

タニカワ久美子の企業研修で重視していること

タニカワ久美子の企業研修では、ブレンデッド・ラーニングを単なるオンラインと対面の組み合わせとして扱いません。現場で見ていると、社員は知識を聞いただけでは、自分の働き方や職場のストレスに結びつけにくいことがあります。

そのため、研修では、事前学習で基礎をそろえ、対面研修で自分の職場に置き換え、研修後に小さな行動として残す流れを重視しています。

また、座学だけでなく、全員で実際にできる軽い運動や呼吸法を入れることで、受講者がその場で自分の緊張や疲れに気づけるようにしています。人事総務の担当者からも、座学だけではなく、全員で実際にできる軽い運動がある点を評価されています。

ブレンデッド・ラーニング研修は、設計で効果が変わります

ブレンデッド・ラーニング研修は、オンライン学習と対面研修を組み合わせるだけでは効果が出ません。オンラインで基礎知識をそろえ、対面で実践し、研修後に行動変化を確認する流れを作ることが重要です。

人事総務・健康経営担当者は、受講しやすさだけでなく、職場で何が変わるかを見て導入判断を行う必要があります。

健康経営研修を、受講して終わりのイベントではなく、社員の行動変化と職場支援につながる人材育成施策として設計していきましょう。

健康経営研修をオンラインと対面の組み合わせで設計したい人事総務・健康経営担当者の方へ

けんこう総研では、社員が自分のストレスや疲労に気づき、職場で使えるセルフケア行動につなげるストレスマネジメント研修を行っています。オンライン事前学習、対面実践、研修後フォローを含めた研修設計にも対応しています。

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