ストレス性痛み・コリ改善(セルフケア/タニカワメソッド)
スマホ首の生理的ストレスを防ぐために職場でできる予防策
スマホ首が生理的ストレスを高める理由と職場への影響
生理的ストレスとは、外部からの刺激や負荷に対して身体が自動的に示す反応のことです。この反応には、心拍数の上昇や呼吸の変化、筋緊張の増加などが含まれ、本来は短期的に身体を守るための仕組みとして機能します。

しかし、首を前に突き出した姿勢を長時間続ける状態、いわゆるスマホ首では、この生理的ストレス反応が慢性的に誘発されやすくなります。頭部の重さを支えるために首や肩周囲の筋肉が持続的に緊張し、身体は常に「負荷がかかっている状態」として認識するためです。
このような姿勢由来の負荷は、単なる筋肉疲労にとどまりません。持続的な筋緊張は自律神経の調整を乱し、交感神経優位の状態を固定化させやすくなります。その結果、首や肩のコリだけでなく、疲労感の蓄積や回復の遅れといった全身的な不調につながります。
スマホ首による生理的ストレスが続くと、身体は刺激に対して過敏な反応を示しやすくなり、軽度の負荷でも痛みや違和感として自覚されやすくなります。これは、ストレス性の痛みやコリが形成・慢性化していく過程の一部と重なります。
職場においては、こうした姿勢由来の生理的ストレスを放置することで、首・肩・背部の不調が個人の問題にとどまらず、集中力低下や作業効率の低下として表れやすくなります。スマホ首を単なる姿勢の問題として捉えるのではなく、生理的ストレスを増幅させる要因として理解することが重要です。
スマホ首による生理的ストレスが、どのようにストレス性の痛みやコリへとつながっていくのかについては、ストレス性痛み・コリの発生メカニズム解説で詳しく述べています。