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防災とストレスマネジメント|月刊社会保険タニカワ久美子が寄稿

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月刊社会保険寄稿 人とのつながりを防災力に変える|災害時に役立つストレスマネジメント視点

株式会社けんこう総研 代表講師のタニカワ久美子は、専門誌『月刊社会保険』にて「心と体を守るセルフケア最前線~今からできる最新エビデンス法~」を連載しています。
2024年12月号(Vol.905)では、【防災×ストレスマネジメント】をテーマに、災害時に心の混乱を最小限にとどめるための「心の減災」について寄稿しました。

月刊社会保険12月号に防災とストレスマネジメントの視点で寄稿したタニカワ久美子の紹介画像
月刊社会保険12月号寄稿 防災とストレスマネジメント

企業・教育機関・介護施設では、災害対策の整備が進んでいる一方で、“心の備え”は後回しになりがちです。本稿では、寄稿内容を土台に、組織で今日から取り組める実務的なポイントをまとめました。


■ 災害時にもっとも脆くなるのは「判断力」と「社会的つながり」

タニカワが今回の寄稿で注目した視点の一つは、災害時には「心の反応」が防災行動の成否を大きく左右するという点です。
設備・マニュアル・避難経路は整備されていても、実際の現場では、

  • 不安による判断の遅れ
  • 情報の錯綜による混乱
  • コミュニケーションの断絶
    が起きやすく、これらは“ストレス反応”と密接に関わっています。

つまり、防災計画には「心の機能」を理解した設計が欠かせない——これがタニカワの根底にある立場です。


■ 専門家として伝えたい「心の減災」という考え方

寄稿では、“心の減災”という概念を、ストレスマネジメントの観点から解説しています。
ここで詳細は書けませんが、タニカワが医療・福祉・教育機関の研修で伝えているポイントの一例として、

  • 心の状態が判断と連携に与える影響の大きさ
  • 災害時ほど「普段の関係性」が力を発揮する理由
  • ストレス反応の違いを理解することが混乱の抑制につながる

といった“人の側”の防災資源をどう整えるか、という視点が基盤になっています。

これは、通常の職場ストレス対策にも通じる内容であり、災害時だけの特殊論ではありません。


■「災害時のストレス管理」という視点を知っていますか?

多くの企業では、防災訓練やBCP対策が進んでいますが、
「非常時にメンタルがどう働くか」を扱う企業はまだ少数です。

しかし、災害が起きると最初に問われるのは、

  • 状況を正しく判断する力
  • 周囲と協力する力
  • 自分の緊張を整える力

といった“人の力”です。

タニカワは、この“人の力”を最大化することこそ、防災の土台になると考えています。
その視点を専門誌ではわかりやすく紹介しました。


■ 防災への応用(企業様向けのご案内)

今回の寄稿で扱った内容は、組織の防災力を「人の側」から高めるための実務にも応用できます。

けんこう総研では、次のようなプログラムをご提供しています。

  • 災害時のストレスマネジメント基礎
  • 災害時の判断・コミュニケーションの心理
  • BCPに組み込む“心の減災”視点
  • 医療・介護・教育機関の災害ストレス対策
  • 管理職向け:非常時に求められるメンタルリーダーシップ

防災教育は、日常のストレス対策とも親和性が高く、組織のレジリエンスを強化する強力なアプローチです。


『月刊社会保険』12月号の寄稿では、防災の専門情報とは少し違った、
“人の心を守る視点からの防災”
というアプローチを取り上げました。

タニカワ久美子は、これからも企業・教育機関・介護施設に向けて、
ストレスマネジメントの最新知見と実務に使える防災視点をお届けしていきます。

夜間・土日祝の無料相談も随時受け付けております。
まずはお気軽にお問い合わせください。