ストレス管理
食欲とストレス|疲れるとやめられない行動を見直し職場の健康管理にも活かす視点
こんにちは、皆さん。けんこう総研のタニカワです。今日は、私たちが日常に潜む「ストレス」とその対処法についてお話しましょう。
この記事では、健康経営のフォローアップで見逃したくない「食欲の変化」と「やめられない行動」について、ストレスのサインという観点から整理します。
個人のセルフケアとしても、職場の健康管理としても参考になる視点です。
さて、一つ質問です。食べ物って、ストレスがあると何かと食べたくなりませんか?

ストレスとうまく付き合って、のり超えるためには知っておきたい事があります。
食欲とストレス
ストレスと食欲、実は密接な関係があります。私たちの脳には、食欲をコントロールする働きと、ストレス反応に関わる働きが互いに影響し合っています。だから、ストレスがたまると、食べ物への欲求が高まるんですね。これは、体が「困ってるよ、エネルギー補給して!」と反応している一つのサインとも考えられます。ちなみに、アメリカでのトカゲの研究では、騒音ストレスを受けるとエサをたくさん食べることがわかったんですよ。人間だけじゃないんですね!
ただし大切なのは、食べすぎることだけを見るのではなく、普段と比べて食行動が変わっているかどうかです。甘い物が増えた、夜に食べすぎる、逆に食欲が落ちた。こうした変化は、疲れやストレスの蓄積に気づくきっかけになります。
疲れの三段階
さて、ここで「疲れ」について少し掘り下げます。疲れには大きく三段階があります。
第一段階は、疲れているのに楽しさが上回る段階。たとえば、楽しい旅行の後の疲れなどです。
第二段階は、疲れが強く、リラックスする時間が必要な段階です。
第三段階。これは、疲れが極限まで達してしまった状態。この段階になると、ちょっとした休息だけでは回復が難しくなります。
ここで「ステルス疲労」に触れたいと思います。ステルス疲労については昨日のコラムでも書きました。これは、自分がどれだけ疲れているかを実感できない隠れた疲労感です。表面的には元気そうに見えても、身体や心は限界を迎えていることもあります。このステルス疲労は特に現代人に多く、我々自身がどれだけの疲れを抱えているのかを見極めることが非常に重要です。
なお、こうした疲労の見えにくさは、個人のセルフケアだけでなく、企業の健康経営でも見落としやすいポイントです。研修後の定着確認や行動変容の見極めを含めた支援については、健康経営フォローアップ支援|研修後の定着・効果測定・改善提案を伴走でも詳しく整理しています。
褒め日記
毎日の出来事の中で、良かったことや学びをポジティブに捉える習慣をつけると、ストレスが減ります。例えば、上司に注意された日。それを「成長のチャンスだった」とポジティブに捉え、日記に書くのです。
これは、無理に明るく考えるという意味ではありません。自分を責め続けるのではなく、出来事の中に学びや改善のヒントを見つける習慣です。これを続けることで、自然と前向きに整理しやすくなります。
ストレスが強いときほど、人は失敗や嫌な出来事ばかりに意識が向きやすくなります。だからこそ、小さな達成や前進を書き留めることは、気持ちを立て直す助けになります。
依存症とドーパミン
最後に、ゲームや嗜好品がやめられない理由について。それは、脳の「快楽物質」として知られるドーパミンのせいかもしれません。ストレスが多いと、気分を立て直そうとして、ゲームや嗜好品など短時間で気分が変わるものに頼りやすくなることがあります。
ただ、ここで大切なのは、すぐに「意志が弱い」「依存だ」と決めつけないことです。まず見るべきなのは、その行動が増えている背景に、疲れやストレスの蓄積がないかという点です。
たとえば、疲れているのに夜ふかしがやめられない、イライラすると食べすぎてしまう、気分転換のつもりが翌日のだるさを強めてしまう。こうした変化は、心身のバランスが崩れかけているサインかもしれません。
ストレスは、適切に管理しないと身体や心に大きなダメージを与える可能性があります。ですが、正しい知識と対処法を身につけることで、より健やかな毎日に近づくことができます。
職場の健康管理にも活かしたい視点
食欲の変化、疲れの段階、やめられない行動は、個人の生活上の悩みとしてだけでなく、職場でのストレスサインとしても見ることができます。
たとえば、以前より間食が増えた、睡眠リズムが乱れている、疲れているのに休めていない、気分転換がうまくいかない。こうした状態が続くときは、本人の自己管理の問題だけで片づけるのではなく、仕事の負荷や休息の取りにくさ、緊張状態の持続が影響していないかも確認したいところです。
人事総務や健康経営のご担当者にとっては、こうした小さな変化を、研修後の定着確認や職場改善のヒントとして捉える視点が重要になります。
まとめ
ストレスがあると、食欲が変わったり、疲れに気づきにくくなったり、ゲームや嗜好品などがやめにくくなったりすることがあります。こうした変化は、心や身体が発しているサインかもしれません。
だからこそ、「最近ちょっと変だな」と思ったら、そのままにせず、自分の疲れ方や生活のリズムを見直すことが大切です。日々のセルフケアはもちろん、働く人の支援という視点では、こうした小さな変化を見逃さないことが重要です。
けんこう総研では、ストレス対策研修を単発で終わらせず、研修後の定着確認・効果測定・改善提案まで含めた支援を行っています。
職場の健康管理やフォローアップ体制を見直したい企業・団体のご担当者様は、健康経営フォローアップ支援|研修後の定着・効果測定・改善提案を伴走をご覧ください。