ストレスチェック後の職場改善|結果を健康経営の行動につなげる

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健康経営

ストレスチェックを実施しても、その結果が職場改善までつながらない企業があります。

高ストレス者への案内は行った。管理職研修も実施した。けれども翌年になると、同じ部署で同じ課題が繰り返される。

健康経営で重要なのは、ストレスを単に減らすことではありません。
どの負荷を減らし、どの負荷は支援を付けて成長につなげ、どの状態なら一度止めて見直すのかを、職場で判断できるようにすることです。

このページでは、ユーストレスの理論説明ではなく、ストレスチェックの結果を職場改善・管理職の行動・人材育成へどうつなぎ、翌年度まで継続するかを人事総務・健康経営担当者向けに整理します。

ストレスチェック結果を健康経営の職場改善につなげる考え方

職場の負荷は、減らす・支えながら活かす・止めて見直す、の判断に分けます。

ストレスチェック後に止まりやすい3つの地点

AIで調べれば、ストレスチェック、高ストレス者対応、ラインケア、ユーストレスについての情報はすぐに確認できます。

しかし人事総務が実際に決めなければならないのは、「知識」ではなく結果を自社で何に変えるかです。

止まりやすい地点 実施していること 次に必要な判断
結果確認 数値や高ストレス部署を把握する 何の職場要因を変えるか
管理職対応 研修や面談を行う 声かけ後に何を調整するか
翌年度 再びストレスチェックを行う 前年の改善が続いたか確認する

この3つがつながらないと、ストレスチェックも管理職研修も「実施した施策」で終わります。

ユーストレスは負荷を増やす考え方ではありません

職場には、昇進、新しい業務、期限、役割変更など、完全にはなくせない負荷があります。

それらが成長につながるか、健康リスクになるかは、本人の前向きさだけでは決まりません。

  • 仕事量が調整されているか
  • 相談できる相手がいるか
  • 役割と判断範囲が明確か
  • 本人に一定の裁量があるか
  • 退勤後や休日に回復できているか

この条件が崩れていれば、「成長のための負荷」と考えていた仕事もディストレスへ傾きます。

ユーストレスの定義そのものは、
ユーストレス(良性ストレス)とは
で整理しています。本記事では、健康経営での運用判断に限定します。

人事総務が確認したいのは「研修をしたか」ではなく「行動が変わったか」

ストレスチェック後に管理職研修を実施しても、管理職の行動が変わらなければ職場の負荷は変わりません。

たとえば、「大丈夫?」と声をかけるだけでなく、

  • どの業務が残っているか
  • 期限が重なっていないか
  • 本人だけで判断している仕事はないか
  • 相談後に業務調整が行われたか

まで確認できているかを見ます。

健康経営では、研修受講者数よりも、
ストレスチェックで見つけた課題が、管理職の行動と職場改善へ戻ったか
を見ることが重要です。

自社のストレス対策がどこで止まっているか確認する

次のような状態があれば、制度や研修を追加する前に、現在の健康経営施策の接続を確認する必要があります。

  • ストレスチェック結果を見ても、部署ごとの改善行動が決まらない
  • 管理職研修をしても、面談後の業務調整につながらない
  • 高ストレス部署が翌年も同じままになっている
  • 人材育成とメンタルヘルス施策が別々に運用されている

自社の負荷がユーストレスとして機能しているのか、ディストレスへ傾いているのかを整理するために、
「ユーストレス/ディストレス 職場活用判断シート」をご利用ください。

会社名とメールアドレスをご入力いただくと、自社で確認すべき職場条件を整理する判断材料として活用できます。


    送信いただいた会社・団体名、法人メールアドレスは、
    社内検討用チェックシートの送付、本資料に関するご連絡、
    およびお問い合わせ履歴の管理のために利用します。


    個人情報の取扱いについてをご確認ください。

    タニカワ久美子が企業研修で見てきた「施策がつながらない状態」

    企業研修では、管理職から「声をかけることは分かったが、その後どこまで仕事を調整すればよいか分からない」という反応が出ることがあります。

    一方、人事総務からは「ストレスチェックも研修も実施しているのに、職場改善につながっている実感がない」という相談があります。

    この間をつなぐには、ストレス知識を増やすだけでは足りません。

    ストレスチェックで見つけた課題を、管理職の確認行動、業務調整、人材育成へ戻し、その結果を次年度に再確認する仕組みが必要です。

    この状態なら健康経営フォローアップの検討対象です

    ストレスチェック、管理職研修、職場改善をそれぞれ実施していても、結果が別々に管理され、翌年度の施策へ引き継がれていない場合は、単発施策を増やす段階ではありません。

    必要なのは、
    「結果を見る → 職場で動く → 変化を確認する」を健康経営の運用としてつなぐこと
    です。

    けんこう総研の健康経営フォローアップでは、ストレスチェック後の課題を、管理職対応・職場改善・人材育成へどう接続し、継続運用するかを整理します。

    具体的な支援内容は、
    健康経営フォローアップ
    でご確認ください。

    まとめ|ストレスチェックの結果を翌年までつなげる

    ユーストレスを健康経営で活かす目的は、社員へ前向きさを求めることではありません。

    職場の負荷を、減らす・支えながら活かす・止めて見直す、に分け、その判断を管理職の行動と職場改善へつなげることです。

    ストレスチェックを実施することではなく、その結果から何を変え、翌年どう確認するかまで設計する。

    ここまでつながって初めて、ストレスチェックが健康経営の継続的な改善材料になります。

    文責:タニカワ久美子

    研修テーマが未定でも、対象者・職場状況・実施時期に合わせて整理します。

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