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ストレス研究memo

ラザルスのストレス問題焦点対処の研究Vol.84

2024年6月1日更新

リチャード・S・ラザルスのストレス理論における「ストレス対処」についてずっとお話しています。

過去のお話はこちら
「セリエVsラザルスのストレス研究No.77」のお話はこちら
「ストレス研究ラザルスの場合No.76」のお話はこちら

勤務中にタニカワ講師の健康セミナーをうけてる白衣の従業員たち

ストレスに対する正しい知識を身につけることで健康リテラシーが上がります

ラザルスの理論では、ストレス対処には大きく分けて「問題焦点型対処(Problem-focused Coping)」と「情動焦点型対処(Meaning-focused Coping)」に分けられます。
きのうは「情動焦点型対処」についてお話しました。
きのうのお話はこちら
ラザルスのストレス対処の研究Vol.83

今日は、2つあるラザルスストレス対処法の問題焦点型対処について解説します。

1. 問題焦点型対処(Problem-focused Coping)

問題焦点型対処とは、ストレスの原因そのものに直接働きかけて、それを解決しようとする方法です。問題焦点型対処法は、ストレスを引き起こす状況や問題を分析し、それを解決するための具体的な行動を取ることを重視します。

具体的な方法

1. 問題の特定:ストレスの原因を明確にし、その問題を具体的に特定します。
2. 情報収集 :問題解決に必要な情報を集めます。これには、問題に関する知識や解決策に関する情報が含まれます。
3. 計画立案 :問題を解決するための計画を立てます。この計画には、具体的な目標設定や行動手順が含まれます。
4. 行動の実行:計画に基づいて具体的な行動を起こします。これには、問題の解決に向けた直接的な行動や対策が含まれます。
5. 結果の評価:行動の結果を評価し、必要に応じて計画を修正します。

効果的なストレスの種類

問題焦点型対処は、ストレス源そのものを解決するため、長期的なストレス軽減に効果的です。特に、個人が状況をコントロールできる場合に有効です。

まとめ

リチャード・S・ラザルスのストレス理論は、ストレスに対する対処方法を多角的に理解するのにとても役立ちます。問題焦点型対処は、ストレス源そのものに働きかけて解決する方法であり、情動焦点型対処は、ストレス状況に対する認識や意味を再評価することで、感情的な負担を軽減します。これらの対処方法を状況に応じて適切に組み合わせることで、効果的なストレス管理が可能となります。

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