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酷暑ストレスで血糖値上昇?健康リスクと予防策を解説 | けんこう総研: ストレス管理研修で健康経営

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酷暑ストレスで血糖値上昇?健康リスクと予防策を解説

酷暑ストレスで血糖値上昇リスク―健康経営に直結する組織的対応とは

危険なほどの酷暑が、今年も全国各地で猛威を振るっています。単なる「暑さ対策」の域を超え、酷暑ストレスが与える人体への生理学的負荷は、もはや看過できません。

カラダにウイルスが入ると、免疫担当の細胞が体温を上昇させ
カラダにウイルスが入ると、免疫担当の細胞が体温を上昇させます

感染ストレスに対する発熱反応の再評価

ストレスといえば「不安」や「悩み」が注目されがちですが、医学的には発熱そのものが最大級の身体的ストレスです。健康時の体温は36.5~37.0度が目安ですが、感染症や炎症での発熱は、免疫系が微生物拡散を阻止する進化的防御反応でありつつ、同時に強いストレス因子として全身代謝・ホルモン分泌に作用します。

うつ熱・熱中症と血糖値異常の相関

酷暑下では、うつ熱・熱中症が社会的リスクとなりつつあります。直射日光・高温多湿・無風環境での肉体労働やスポーツは、体温調節中枢に過剰な負荷を与え、熱放散が妨げられることで「うつ熱」となり、場合によっては急激な血糖値上昇を伴うことも知られています厚生労働省 熱中症対策公式サイト

特筆すべきは、発熱時に同時に「発汗・血管拡張」を促進する一方で、ストレスホルモンが急増し、これがグルコース(血糖)の急激な上昇を引き起こす生体メカニズムです。

ストレスが血糖値を上げる本質的メカニズム

「ストレスで血糖値が上がる」――これは単なる経験則ではありません。科学的には、ストレス刺激により副腎皮質から糖質コルチコイド(主にコルチゾル)が分泌され、グルコース新生が促進、さらにインスリン分泌は相対的に抑制されるため、血糖値が上昇します。これは肥満者や高血糖傾向者では、糖尿病発症リスクを著しく高めることがエビデンスで示されています
e-Stat「ストレスと血糖値」政府統計

  • 副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド)→血糖値上昇
  • 血管収縮→ショック防御・脳血流維持
  • 慢性高血糖→糖尿病進行

血流改善によるストレス緩和と糖尿病予防戦略

酷暑・発熱下の血糖コントロールにおいては、血流改善が最大のカギとなります。実験的にも、短時間の運動(立位・歩行・ストレッチ等)により末梢循環が改善し、自律神経負担軽減とともに血糖値上昇抑制作用が確認されていますJ-STAGE「短時間運動と血糖値抑制」学術論文

デスクワーク環境の血流対策(実践ガイド)

  • 最低1時間につき3分は立位歩行またはストレッチ
  • 椅子から立ち両腕を上げる、膝の屈伸、膝回しなど、2~3分で完結するシンプル運動を推奨
  • 深呼吸を意識し、自律神経優位化をサポート
  • 座位時間の長時間化を組織的にモニタリングし、健康経営のPDCAサイクルへ実装

けんこう総研 産業ストレス管理研修の導入実績

弊社「けんこう総研」は、健康経営コンサルティングストレス管理研修を主軸に、全国の企業・教育機関・医療介護施設で累計320回超の研修を実施し、参加者数は6,800名超(2022-2024年実績)に及びます。研修後アンケートでは、満足度94%、ストレス関連の自覚症状改善率は3ヵ月後追跡調査で70%超を示しています。

  • 実施回数:320回(2022-2024年)
  • 延べ受講者:6,800名
  • 平均満足度:94%
  • 自覚症状改善率(3ヵ月後):70%以上

研修は単なる知識伝達にとどまらず、実践的ワークや組織内フォローアップ体制の導入支援も含めた「成果につながる現場浸透型プログラム」です。講師視点として、受講者のリアルな行動変容と現場の管理職層の巻き込み度が最重要であり、その成果指標は組織別KPIとして定量評価されます。

なぜ本施策が他社より実効性を示すのか―タニカワ久美子からの専門的コメント

多くの健康経営施策が「気づき」と「啓発」に留まりがちな中、弊社の産業ストレス管理研修は、科学的エビデンスと現場分析を融合した組織パフォーマンス改善モデルを導入しています。個々人の健康リテラシー向上だけでなく、部署単位のストレス対策PDCA、管理職の介入トレーニングを徹底し、「結果につながる実効性」を重視しています。

特に酷暑時のストレス対策としては、気温変動下のリスク予測・短時間リカバリー策・勤務形態アレンジなど、外形的な「働き方改革」と一体化した健康経営支援を提供できる点が、競合他社の表層的施策と決定的に異なります。

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酷暑ストレスや熱中症対策、従業員の血糖管理を含む「健康経営」推進施策の導入ご検討は、ぜひけんこう総研までお問い合わせください。貴組織の課題・実情に応じたカスタマイズ研修やコンサルティングをご提案いたします。

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この記事を読んだ方によくある質問

Q1. 酷暑やストレスによる血糖値上昇を早期に察知するには?

定期的な自己血糖測定やウェアラブル端末による心拍・体温・ストレス反応モニタリングが有効です。健康経営担当者向けに社内集団健診での血糖スクリーニングも推奨されます。

Q2. ストレス血糖管理研修の参加効果をどのように測定していますか?

弊社では、受講前後アンケートに加え、3ヵ月後のストレス・血糖値自己評価、出席率、現場KPI改善指標(例:休職者減少率、作業生産性指標)を用い、多面的に評価します。

Q3. 医療職・介護職向けの研修ではどのような点を重視していますか?

勤務形態や夜勤ストレス、熱中症リスクに配慮した専門プログラムを開発。個別アセスメントや実践的セルフケア・ラインケア演習も導入しています。

Q4. 社内制度・職場環境から見直すべきポイントは?

冷房・換気・休憩ルールなど物理的環境要因に加え、管理職による温度感知の徹底、健康教育・情報発信、ストレス対策の継続PDCA体制構築がカギとなります。

ストレス管理と血糖値管理、メンタルヘルス領域での“当たり前”を疑う視点

現場では「ストレス対策=個人のセルフケア」という前提が根強く存在します。しかし、本質的な職場ストレス対策とは、組織システム側からの再設計・構造改革が不可欠です。個人依存の限界を見極め、制度・風土・業務プロセスそのものを変革する必要があります。

【現場から見える“セルフケア推進”の光と影】

現場の皆さまから「セルフケアって本当に有効なんでしょうか?」とご相談を受けるたびに、私は強い責任感を感じます。
セルフケアの大切さを否定するつもりは全くありません。
けれども、セルフケアを過度に推進しすぎてしまうと、知らず知らずのうちに「体調不良は自分のせい」「我慢できないのは努力が足りない」といった“自己責任論”が職場に蔓延しがちです。
その結果、本来は組織全体で守るべき健康リスク管理や、業務改善の議論が後回しになってしまう――これは、多くの現場で私が見てきたリアルな課題です。

一方で、セルフケアの習慣が根付くことで、自分の変化に早く気付き、より前向きに働けるようになる人も増えています。
つまり、どちらか一方が正しいというよりも、大切なのは「組織として支え合いながら、ひとり一人の声や体調のサインに耳を傾け続けること」だと、私は実感しています。

職場のみんなが「お互いさま」の気持ちで支え合いながら、自分自身のセルフケアを安心して続けられる――そんな温かい職場風土をつくるために、私はこれからも皆さまと一緒に歩んでいきたいと強く願っています。

「正解は一つじゃない。誰もが自然体で、心地よく働ける現場をつくりましょう」――これが私タニカワ久美子の信念です。

夜間・土日祝の無料相談も随時受け付けております。
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