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職場の眼精疲労対策で頭痛・肩こりを予防|健康経営支援
本記事では、現代の職場で多発する「疲れ目」に注目し、頭痛や肩こりなど全身の不調を予防するセルフケア法を解説します。健康経営担当者さまは、ぜひ職場のヘルスリテラシー向上や研修導入のご参考になさってください。
疲れ目が原因となるカラダの不調
目の疲れを感じることは誰にでもあるものですが、「ただの目の疲れ」と軽視すると、眼精疲労に発展する場合があります。眼精疲労は通常の睡眠では回復せず、頭痛や肩こり、吐き気、全身の倦怠感、さらには軽度のうつ症状など、広範囲に影響を及ぼします。実は、職場での頭痛や肩こりの原因の多くは、眼精疲労に起因することが少なくありません。
眼精疲労の主な原因
- まぶたの筋肉の疲労と涙量減少によるドライアイ
- パソコンやスマートフォンの長時間使用による毛様体筋の緊張
- 矯正視力の合わない眼鏡やコンタクトレンズの使用
とくに現代のオフィスワーカーは、パソコン作業の影響で眼筋に過剰な負担がかかりがちです。適切なケアを怠ると、慢性的な不調に発展する恐れがあります。
まぶたの筋肉とドライアイ
ドライアイの一因はまぶたの筋肉疲労です。まぶたの脂腺(マイボーム腺)の機能低下や自律神経バランスの乱れが涙の分泌量を減少させ、ドライアイや眼精疲労の悪循環を生み出します。
毛様体筋の疲労とピント調節障害
長時間の近距離作業により、目のピント調節を担う毛様体筋が硬くなります。これにより目の筋肉が疲弊し、頭痛や肩こりへと連鎖します。
矯正視力と眼精疲労の関係
乱視や近視用の眼鏡・コンタクトが作業環境に合っていない場合、無意識にピント調節を繰り返すことで眼筋の負担が増加します。仕事用のメガネ選びも重要な対策です。
オフィスでできる眼精疲労セルフケア
職場でパソコン作業を避けることはできませんが、定期的に目を休ませ、簡単なストレッチを取り入れることが有効です。
- 1時間ごとに遠くを見る・まばたきを増やす
- 両目で人差し指をゆっくり追いかけてピント調節筋をほぐす
- 適度な休憩・深呼吸で自律神経のバランスを整える
目のケアは全身の健康管理にもつながります。日々のセルフケアを習慣化しましょう。
健康経営ご担当者さまへ
けんこう総研では、眼精疲労・肩こり・頭痛対策を含むストレス管理研修を、企業・学校・医療福祉施設向けにご提供しています。
科学的エビデンスに基づく健康経営研修で、従業員の生産性向上と職場環境改善をサポートします。
オンライン・対面のどちらにも対応可能ですので、下記よりお気軽にご相談ください。
よくあるご質問
- Q1. 職場で眼精疲労を防ぐにはどうすればよいですか?
- A1. 定期的な目の休息、作業環境に合った眼鏡の使用、簡単なストレッチやまばたきを習慣化することが有効です。
- Q2. 眼精疲労が肩こりや頭痛につながる理由は?
- A2. 眼筋が緊張すると首や肩の筋肉にも負担が広がり、頭痛や肩こりといった全身症状が発生します。
- Q3. 健康経営の一環としてどのような研修が可能ですか?
- A3. けんこう総研では、ストレス管理・眼精疲労・肩こり対策を含む実践型研修を、組織の課題に合わせてカスタマイズして提供しています。
引用・参考文献
- 令和4年度 過労死等に関する実態把握のための 労働・社会面の調査研究 (独立行政法人労働者健康安全機構 )
- ドライアイによる眼精疲労(日本眼科記者懇親会)