キーワード “ストレス予防研修”に関する記事
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2022年2月22日更新 教員のメンタルヘルス問題/ストレス研究MEMOVol.17
文部科学省(令和2年度)発表では、教員のメンタルヘルス疾患による病気休職者数は、5,180人 メンタルヘルス疾患の原因として、学校を取り巻く問題は多様化・深刻化を極め、教員の物理的な多忙のみならず精神面での疲労が増大している。 メンタルヘルス疾患に陥る精神的疲労感には、従来は、教育・医療・福祉等の看護時などの対人援助職従事者が陥りやすいバーンアウトと呼ばれる精神的高疲労のみだった。 バー……
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2022年2月12日更新 仕事の不安とは前向きなメンタルヘルスな証拠/ストレス研究MEMOvol.15
タニカワが見えないけれど観察したいものは、ストレスとの関係性です。メンタルヘルス不調に繋がる「仕事の不安」は、実は仕事を完璧にやりたいという前向きな向上心の裏返しなのです。責任感が強いビジネスパーソンほど、鬱病(うつ病)を発症したり、抑うつが悪化したりする方が多いのです。 自分物語をつくり見えないストレスに気づくためのスキル 絶対⇔あいまい(不惑) 絶対の対語≠相対 byコミュニケーション……
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2022年1月9日更新 諦観はストレス対策か/ストレス研究ノートvol.12
諦観に関する先行研究 諦観(ていかん)の定義=「自己や状況のネガティブな側面をそのまま受け入れつつも、そこにこだわらない前向きな態度」 必ずしも物事の現状をポジティブな枠組みで捉え直すことではなく、あくまで現状のネガティブな側面はネガティブなまま、あるがままに受け入れるといった楽観 的な諦観をもって思い悩まないという認知的態度。 ⇒適応的諦観が、社会的な規範意識を根強く有する日本人にとって……
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2022年1月8日更新 東大研究員講師が見出した「すぐできる!メンタルヘルス対策」
職場で使えるメンタルヘルス対策 『職場で使えるメンタルヘルス対策』講演を、「判例から見たメンタルヘルス不調の認定要因」と、「研究論文から読み解くメンタルヘルス背景」の講義とストレス対処実践を、経営者様を対象としたトップリーダーズ・プログラムで、講演講師として登壇しました。 さて、『メンタルヘルス』という言葉を聞いたことがないと言う方はいないと思いますが、日本語に直訳すると何だかご存じですか?『……
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2022年1月6日更新 感情社会学からのストレス研究vol.8
2000年まで感情労働研究は、情動制御研究の知見とモデルの援用。=統制された条件における各制御方略の即時的な影響・効果検証であった <感情労働の本質の問題点> 仕事を継続させる中長期的な、感情経験の役割・機能検証がなされていない <事例> 看護師が、「本心は怒りを感じてた。しかし怒りは不適切な感情だから感じないふりをする」 ⇒即自的にはストレス低下をもたらす適応的な方略 ⇒中長期的には……
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2022年1月5日更新 感情労働という令和の働き方/ストレス研究vol.7
感情労働(emotional labor)という職種を、アメリカ社会学者Hochschildが定義しました (Hochschild1983,石川他訳2003) 感情労働=労働者が感情を社会的、組織的に適切な形へと作り変える職種 肉体労働・頭脳労働に並ぶ第3の労働形態 感情労働の種類(方略) 1.対人サービスで、「適切な感情の表出のみを変化させる方略」=表層演技(surfaceacting……