カテゴリー “ニュース&トピックス”に関する記事
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ストレスと精神的健康/ストレス研究ノートol.13
ストレスのネガティブな精神的健康と、ポジティブな精神的健康では、質的な異なりが影響している可能性がある。 認知行動療法やこれまでの国の取り組みでは、ストレスのモニタリングを単に促進すべきものとして捉える傾向 ⇒モニタリングの精神的健康に対するアンビバレントな機能と共に,媒介変数としての適応的諦観の重要性が示唆。 諦観 ただ単に諦めることが非適応に繋がる場合があることは数多く指摘されてい……
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諦観はストレス対策か/ストレス研究ノートvol.12
諦観に関する先行研究 諦観(ていかん)の定義=「自己や状況のネガティブな側面をそのまま受け入れつつも、そこにこだわらない前向きな態度」 必ずしも物事の現状をポジティブな枠組みで捉え直すことではなく、あくまで現状のネガティブな側面はネガティブなまま、あるがままに受け入れるといった楽観 的な諦観をもって思い悩まないという認知的態度。 ⇒適応的諦観が、社会的な規範意識を根強く有する日本人にとって……
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東大研究員講師が見出した「すぐできる!メンタルヘルス対策」
職場で使えるメンタルヘルス対策 『職場で使えるメンタルヘルス対策』講演を、「判例から見たメンタルヘルス不調の認定要因」と、「研究論文から読み解くメンタルヘルス背景」の講義とストレス対処実践を、経営者様を対象としたトップリーダーズ・プログラムで、講演講師として登壇しました。 さて、『メンタルヘルス』という言葉を聞いたことがないと言う方はいないと思いますが、日本語に直訳すると何だかご存じですか?『……
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腰痛対策・ 職場で増える腰痛を防ぐ最新知識
企業・教育機関・介護施設の健康経営担当者さま向けに、最新の腰痛リスクと対策を「ストレス管理」の視点から解説します。 腰痛が職場で増えている背景とリスク 腰痛は、労働災害(休業4日以上の疾病)の約6割を占め、重量物作業だけでなく介護・福祉現場、デスクワークにも発生の温床があります。組織が放置すれば、欠勤・生産性低下・社員の離職増加につながるリスクがあります。 [caption id="attachm……
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教員のバーンアウト/ストレス研究ノートvol.5
文部科学省(2007) 教員の病気休職者のうち精神性疾患による休職者は、過去最高の4,675人(61.1%) 教員の精神的疲労感は、教育・医療・福祉等の対人援助職従事者が陥りやすい「バーンアウト」研究は蓄積されている。 バーンアウト=感情面で、相手への要求に応えようと努力し続け心身が疲弊してしまう情緒的消耗感(emotional exhaustion)であること。 特に教員の燃え尽き率は、……
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ストレス研究ノートvol.5/バーンアウト
ストレスの研究視点 日本 感情労働は、バーンアウトを研究したものが多くある。しかし、 ・感情労働とバーンアウトとの関連性実証されていない。 ・感情労働することが燃え尽きを引き起こすかのような主張が頻繁になされるものの、経験的な検証は少ない 海外 ・ほぼ否定されている。=・感情労働と精神的負担との関連は明確ではないと批判されている。 日本と海外の違いの原因 (仮説)用いられている尺度に違いがあるの……