健康リーダー応援コラム
あらゆる職業が感情労働になった今すべきストレスケアとは
2022年8月11日更新
逃げることができない人間相手のストレス業は何?
感情ワーク(労働)というコトバをご存知ですか?労働を分けると、肉体労働と頭脳労働とは別に、感情労働と言う職業があります。感情労働と言う職業には、どんな職業があるでしょうか?
表層演技感情労働と言われているのが、キャビンアテンダント(CA)に代表されているサービス業です。それと看護師や障害者の相談支援業務に携わる職員(ケアマネジメント従事者)や、教師が深層演技感情労働者です。
多くの働く人が、人間相手の仕事をしている時代
国内で一定期間の間に生産されたモノやサービスの付加価値の合計金額のGDP(国内総生産)によると、経済活動におけるサービス産業(第三次産業)のウエイトはサービス業が約72.2%です。サービス業で働く人は、なんと78.4%と日本の労働者の大半が、対人相手の仕事つまりサービス業に従事していることがわかります。(出所・サービス産業動向調査年報2019年)
感情労働で必須スキルがないと高ストレスを生む
日本人には、元来「おもてなし」の精神を持っています。このおもてなしをマーケティングの考え方の「顧客満足度(CS)」に重ねてしまったので、サービス産業で働く人は逃げられない「お客様対応」の過重なストレスを抱えることになってしまったんですね。
サービス業のことを、表層演技の感情労働と呼びます
貴殿は、今、職業にふさわしい感情を演出していますか? そして職業にふさわしくない感情を抑えて仕事をしていますか?
嫌な、苦手な顧客に対しても、ご自分の心の中の感情を押し殺して笑顔をむける感情のことを、表層演技と呼びます。
一方、深層演技というのは、理想的な職務に自分自身が役に入り込むことを言います。
看護師は、ナイチンゲールになったように病気の人に思いやりの気持ちをもつべき
教師は、どんな不良生徒でも寛大な態度で接すべき
これを感情スキルと言います。
で、 貴殿は感情労働スキルが高いですか?
実は感情労働スキルが高いと、とんだ副作用があるんです。つづきはまた明日。