健康経営サポート
女性ストレス改善”インポスター症候群”実践ガイド
2025年3月29日更新
こんにちは、けんこう総研代表のタニカワ久美子です。
本記事は、産業ストレス管理の専門家として、企業内における産業ストレスの現状と、最新の改善方法について実践的な対策やエビデンスに基づく情報を分かりやすくお届けしたいと考えております。
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女性が活躍する職場づくりは、人材確保の優位性やイノベーション、
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女性特有の心理的ストレス「インポスター症候群」
インポスター症候群は、日本では男性よりも女性が陥りやすい心理的ストレス現象のことを言います。
男性が主導的な役割を持つ職場や組織の管理職などは、女性は少数派です。
そのため自分がその立場にふさわしくないと感じることがあるという社会的要因が理由の一つとして挙げられます。
インポスター症候群の特徴
インポスター症候群の特徴は、大まかに分類すると4つあげられます。
1.自分の能力や実績を過小評価する
2.自分の成功は運や偶然の結果であると感じてしまう
3.チャレンジを避けたり、自己評価が低くなったりする
4.他人からの高い評価に対して、「そんな能力はない」「運がよかっただけ」などと否定的にとらえる
この4つの特徴の問題点は、自分の能力や実績を正当に評価できないため、キャリア上の成功や成長のチャンスを逃してしまうという点です。
時には、メンタルヘルス疾患のリスクもなります。
女性にインポスター症候群が多い理由
女性労働者の地位の低さ
女性がインポスター症候群に陥りやすい理由の一つとして、女性の社会進出が挙げられます。
女性の労働力人口は2023年で3,051万人です。同年の男性は3,696万人ですから、女性の比率は全体の約45.2%と、ほぼ半分に近い数字になっています。
しかし、女性労働者の地位は男性よりも低いケースがほとんどです。
2023年の男性一般労働者の給与水準を100としたときの女性一般労働者の給与水準は74.8で、前年に比べ0.9ポイント減少しています。
ジェンダーステレオタイプの増幅
女性が自分の能力や成功に疑問を抱き、男性よりも自己評価が相対的に低くなると、それが組織内のジェンダーステレオタイプを増幅させてしまいます。
周囲の男性社員はもちろん、後輩の女性社員の心理にも悪影響を及ぼすのです。
このため、男女間の不平等な状況が持続してしまい、女性活躍を阻害するおそれがあります。
インポスター症候群で職場・組織ができること
仕事の成果に対する捉え方や価値観を見直して、ジェンダーステレオタイプを克服してもらう必要があります。
1on1ミーティングの制度化
カウンセリングや1on1ミーティングなどを実施してメンタルサポート体制を整備することが必要です。
カウンセリングやミーティングの際は本人の様子を見ながら慎重に判断しましょう。
ケアとして、週もしくは月に一度の上司との1on1ミーティングを制度化し、対面で話す機会をつくることもお薦めします。
定期的に行うことで信頼関係も築け、不安やストレス解消にもつながります。
インポスター症候群の可能性がある場合は、メンタルサポートを通じて自己肯定感の向上を目指します。
社員研修の実施
インポスター症候群についての理解を深めるための社員研修を実施します。
女性社員を対象にした研修ではインポスター症候群についての理解促進、自己肯定感を高めるためのワークショップ、女性の成功事例の共有などをおこないます。
インポスター症候群の傾向に気づいてもらった上で、社内外の女性成功事例を共有し「自分でもできそう」と思ってもらうことがポイントです。
また、企業が性別や自信の有無に関係なく、新しいポジションや仕事に積極的にチャレンジする社員を求めていることを伝えましょう。
管理職研修でインポスター症候群についての知識を共有することも重要です。
評価する側の意識が変わることで社内に浸透しているジェンダーステレオタイプが解消されれば、多くの女性が能力を発揮することに躊躇しなくなるでしょう。
インポスター症候群を予防して、健やかな女性活躍環境を!
インポスター症候群は誰しもが陥るリスクを持っていますが、女性は控え目であることが好感をもって受けとめられる文化的背景もあり、よりインポスター症候群に陥りやすい傾向があるでしょう。
まずは、インポスター症候群について理解を広める研修をおこない、女性自身にインポスター症候群の傾向があると気づいてもらうことが大切です。
自信を持てるまでにはある程度時間も必要なので、継続的なカウンセリングや1on1ミーティングなどを通じて自己肯定感を高めていく継続的なサポートもしていきましょう。
産業ストレス管理専門家。
東京大学大学院 学際情報学府 情報学環でストレス研究を行い、
科学的根拠に基づいた最新の知見を発信。
企業や組織の現場に向けて、
メンタルヘルス最新情報や研究論文を
体系的に解説し、企業研修やセミナーを通じて幅広い層に専門知識を提供している。
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