キーワード “ストレス度測定/スケール/尺度”に関する記事
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2025年4月2日更新 快ストレスと不快ストレスを識別する新尺度MEDS
快ストレス(Eustress)と不快ストレス(Distress)を正確に評価することは、ストレス管理と個人のウェルビーイング向上において重要です。最近、MEDS(感情的、身体的、行動的指標を用いたEustressとDistressの尺度)という新しい尺度が開発されました。 私たちは日々、いろいろなストレスに直面します。これらのストレスは、私たちの気持ちや体、行動に影響を与えることがあります。……
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2025年4月1日更新 タニカワのストレス軽減を目的とした運動の研究memoVol.173
こんにちは、けんこう総研のタニカワです。 ストレス低強度・短時間のストレッチ運動が深部体温やストレス反応に及ぼす影響を検討した研究では、短時間のストレッチ運動がストレス軽減に寄与する可能性があります。今日は、心拍数とストレスについての関係を論文と共に探っていきましょう。 [caption id="attachment_5269" align="alignnone" width="600"]……
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2025年4月1日更新 タニカワ久美子のストレス研究memoVol.175
先行研究 心拍は、交感神経と副交感神経によって拮抗的に支配されている。そのため自律神経活動の静的なバランスはしんぱくに反映される。 1. 井上 博. 循環器疾患と自律神経機能. 東京,第2版医学書院,2001 [caption id="attachment_1773" align="alignnone" width="600"] タニカワ久美子による最新のストレス研究ブログです。心拍数、……
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2024年12月22日更新 タニカワ久美子のストレス研究memoVol.182
2024年も残すとこ10日を切りました。今年はどんな年でしたか?こんにちは、タニカワ久美子です。私は、ストレス研究論文に2024年の1年間を捧げたと言っても過言ではない年でした。何回めげそうになっか事かわかりません。けれどもようやく終わりを告げようとしています。けんこう総研ホームページでのストレス研究memoブログでは、備忘録が多すぎてわけわからなくなっているかもしれません。来年2025年は、通常……
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2024年11月7日更新 タニカワ久美子のストレス管理研究課題・目的Vol.164
現代の職場環境は、デスクワーカーにとって心身の健康に関する課題を抱えている。とくに長時間の座位作業は、運動不足やストレスの増加を引き起こし、心身の健康に深刻な影響を与えることが多くの先行研究で指摘されている。Thayerら(2010年)1)は、長時間の座位が自律神経系の不均衡を引き起こし、心拍変動(Heart Rate Variability: HRV)の低下やストレス増加に関連していることを報告……
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2024年11月6日更新 タニカワ久美子のストレス管理研究Vol.163
こんにちは けんこう総研のタニカワです。 Healyら(2019年)の研究で、ストレスに関する職場での身体活動と心拍変動(HRV)の関係を系統的にレビューし、メタ分析を行いました。この研究論文は、職場での身体活動がHRVに与える影響を明らかにすることを目的としているので、すこしくわしく読み解いていきましょう。 研究の背景と目的 HRVは、自律神経系のバランスや心血管系の健康状態を反映……