2008年よりストレスチェック制度が施行され、実施してきた企業様が健康経営に向けて社員の更なるメンタルヘルス向上の取り組みを始めていることが、私の現場感覚でも急増していると実感します。

健康経営の推進とメンタルヘルス対策の必要性

経済産業省が推進する「健康経営」では、東京証券取引所と連携し「健康経営銘柄」を選定しています。また、中小企業向けには「健康経営優良法人（ホワイト500）」という認定制度が設けられています。健康経営の推進は企業規模を問わず、全ての組織に求められる時代です。

健康経営の基本要件とストレスチェック

健康経営の評価では、まず経営者層による健康宣言の発信、経営者自身の健康診断受診が不可欠です。次に健康づくりのための組織体制づくり、保険組合等との連携が求められます。従業員の定期健康診断受診率100％の確保、メタボ該当者への受診勧奨、ストレスチェックの実施などが最低限の基準となっています。これにより健康リテラシー向上の土壌が整います。

PDCAサイクルによる職場環境改善

ワークライフバランスや職場活性化など、従業員の心身の健康づくりは、具体的な対策の質を高めることが重要です。PDCA（Plan-Do-Check-Action）サイクルを導入することで、施策の継続的な改善が可能となります。法令順守やリスクマネジメントも欠かせません。

健康経営を推進するためのインセンティブと現場連携

健康経営の実効性を高めるには、インセンティブ指標の設計と現場スタッフとの連携が重要です。会社と健康保険組合の連携（コラボヘルス）は、社員とその家族の健康維持・病気予防のため、明確な役割分担のもと効果的に推進することが求められます。

けんこう総研のストレス管理研修で企業価値向上

当社・けんこう総研では、ストレス管理を軸とした健康経営推進に特化した企業研修を実施しています。
「従業員のメンタルヘルス不調を未然に防ぎたい」「離職率を改善し組織力を高めたい」「健康経営の具体策に悩んでいる」―このようなお悩みに専門家が対応し、最新のエビデンスに基づいたプログラムで御社の人事戦略をサポートします。お気軽にご相談ください。

よくある質問（FAQ）

参考文献・引用（Citation）

• 厚生労働省「健康づくり推進本部」ページ
• 経済産業省「中堅企業政策」ページ
• 経済産業省「健康経営の推進について」