カテゴリー “ストレス科学ラボ・用語バンク”に関する記事
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身心の健康を最大限に活用発揮できる研究
昨日の睡眠中のウェアラブルによる心拍数変動測定は、朝の精神的・身体的フィットネスの認識を予測するか?の続きです。 #4は、結果からの読み物となります。 #5は、結果からの「心と身体の健康感は連動している」と言う考察です。 #6は「睡眠中のウェアラブルによる心拍数変動測定」の長所と制限についてです。 「睡眠中のウェアラブルによる心拍数変動測定」の実践のための提言 「睡眠中のウェアラブルによ……
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精神的な健康感と身体的な健康感は強いシナジー効果を生み出す
昨日の睡眠中のウェアラブルによる心拍数変動測定は、朝の精神的・身体的フィットネスの認識を予測するか?の続きです。 #1はこちらをクリックしてもご覧いただけます。 今回は、いよいよ結果!。 73人の参加者の中で、少なくとも1回は有効な睡眠データ、HRV(心拍数変動)データ、朝のEMA(体験サンプリング法)データを含む完全な観察データを収集したのは63人でした。分析対象の参加者ごとの参加期間……
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ソーシャルワーカーの感情労働/ストレス研究memo
まず最初に、ソーシャルワーカーについて基本的事項を書きます。 ソーシャルワーカーの職場 ソーシャルワーカーと呼ばれる職種は、医療・介護・福祉・教育と多業界で相談支援を行う専門職の総称です。 介護施設では、生活相談員や支援相談員。 病院クリニックでは医療ソーシャルワーカー(MSW)、精神科ソーシャルワーカー(PSW)と呼び方が変わりますが日常生活に困っている人やそのご家族のサポートをする役割は……
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教員用感情労働スケールを作るには/ストレス研究MEMOVol.18
質問項目の収集と選定の一考 「対人援助職就労者を対象とする感情労働尺度」荻野ら(2004)⇒項目を教師の職務に合致した表現に修正・追加⇒4領域のテーマ・21項目・5件法 1「生徒へのネガティブな感情表出」 2「生徒への共感・ポジティブな感情表出」 3「感じている感情と表出している感情の不協和」 4「感情への敏感さ」 調査内容 ・並存的妥当性検討⇒「自覚症状調べ」出所:日本産業衛生……
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ストレスチェック制度と感情労働尺度/ストレス研究vol.6
感情労働は、ストレスとの関連が強い 2015年に開始されたストレスチェックで推奨されている現行の職業性ストレス調査票には、感情労働に関する項目はない。 先行研究における感情労働と職業性ストレス調査票を用いた研究結果と、現行の職業性ストレス調査票の作成過程確認 ストレスチェック制度開始前に作成された新版調査票には、感情労働に関する3項目が追加されたが、項目数の多さから推奨されなかった。 Ke……
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ストレスからの逃れ方・運動がストレス耐性に与える効果について
長期間続くストレスは、認知機能の低下を引き起こす 普段の生活に伴うストレスも、心の病気を引き起こす一因になります。特に長期間続くストレスは、実験用マウスで見られるように、学習や記憶などの認知機能の低下を引き起こします。しかし、定期的な運動は、脳の機能を良くし、気分や記憶力を向上させることができます。運動は脳に良い物質を増やし、炎症を減らす効果があります。運動が脳に与える良い影響は、破損した細胞の……