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ストレス研究memo

ストレス管理研究Vol.134体内感覚を活用した新しい習慣形成法

2024年9月18日更新

こんにちは、けんこう総研のタニカワです。
このストレス管理研究ブログは
一昨日の「ストレス管理とインターオセプション/内なる感覚が健康に与える影響」
昨日の「ストレス管理とインターオセプション/内なる感覚が健康に与える影響」
のつづきです。

健康運動教室の講師タニカワ久美子

心拍や体内感覚を通じてストレス管理を強化しませんか?この記事では、けんこう総研代表タニカワが解説する最新の研究『心拍を感じる!インターオセプションと自己追跡技術の新たな視点』をご紹介します

【自己追跡とストレス管理】内受容感覚を活かした習慣づくり

現在、ビジネスでも日々の暮らしでも、ストレス管理が重要な課題となっているので、多くの人が健康を維持するための方法を模索しています。
そのような中、自己追跡(セルフトラッキング)ツールは、心拍や呼吸、運動量などを測定し、ストレス管理に役立つ新しい手段として注目されています。

セルフトラッキングとは、簡単に言うとスマートウオッチなどがそうです。

今日は、スマートウオッチなどに内蔵されている、内受容感覚(インターオセプション)と習慣形成の説明と共に、ストレスを減らすための実践的なアプローチをご紹介します。

内受容感覚とは?ストレス管理にどう役立つ?

この研究論文は、世界的にメジャーな学会の論文なので、非常に難解です。そのためけんこう総研代表タニカワがわかりやすく解説をすすめます。
まず、この学術論文のタイトルは「心拍を感じる:インターオセプション(内受容感覚)の統合による自己追跡技術に関する新たな視点」です。ほら、何を言ってるのか意味不明でしょ?

内受容感覚とは、体の内側で起こっていることを感じ取る能力

のことです。
例えば、心拍や呼吸、胃の動きなど、無意識に起こっている体内の感覚です。
これらの感覚を意識的に追跡することで、ストレスに早めに気づき、適切な対策を取ることが可能です。デューイの理論によれば、私たちの感情や思考は体全体で感じるものであり、体の状態が心の状態に影響を与えるとされています。この理論を基に、内受容感覚を活用した自己追跡が、ストレス管理に役立つ理由が説明できます。(デューイ.1994)

自己追跡ツールと習慣形成

スマートウオッチなどの自己追跡ツールは、体の状態をリアルタイムで監視し、データをフィードバックしてくれる便利なツールです。
スマートウオッチは、日常の行動や習慣を見直し、ストレス軽減に役立つ新しい行動を取り入れることができます。例えば、呼吸のリズムを調整したり、適度な運動を促すなど、ツールのデータに基づいた小さな習慣の変化が、ストレスを減らす大きな効果をもたらします。

デューイの習慣理論とストレス管理へのアプローチ

デューイの習慣理論では、習慣は単なる機械的な反応ではなく、知的な決断や感情と深く結びついたものだと言っています。
デューイは、習慣は体内のプロセスとも関連しており、ストレス管理のために新しい習慣を取り入れることが、環境の変化に柔軟に適応するためのポイントだと考えました。例えば、ストレスを感じたときに深呼吸をする習慣を身につけることで、ストレスを和らげ、気持ちを落ち着かせることができます。

自己追跡でストレスに強い習慣を作ろう

自己追跡ツールを活用して、ストレス管理に役立つ習慣を形成することができます。ツールで日々の健康データを確認し、内受容感覚を意識することで、自分の体と心の状態を理解し、早めの対応が可能になります。ストレスを軽減するためには、少しずつ新しい習慣を取り入れ、それを継続することが重要です。こうしたプロセスを通じて、ストレスに強い心身を作ることができるのです。

日常生活にどう活かす?

心拍が上がっていると感じたとき、自己追跡ツールがそれをデータとして教えてくれます。
そこから、深呼吸をしたり、一旦休憩を取ったりといった具体的なアクションを取ることで、ストレスを管理する習慣を形成することができます。

この研究が示すのは、私たちが単に体の外側から情報を得るだけでなく、内側の声に耳を傾けることの重要性です。
日々のストレス管理に役立つインターオセプションと自己追跡ツールをぜひ活用して、より健康なライフスタイルを手に入れましょう!
まだまだこの論文はつづきます。明日は「The existence of these initiated(これらが開始されたことの存在)」から解説していきます。お楽しみに。

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