「心」「カラダ」を支えるけんこう総研ストレスマネジメント

ストレス科学ラボ・組織の「人」を守り、生産性を支えるために

このページは、産業ストレス管理を専門とするタニカワ久美子が、ユーストレス・感情労働ストレス・
セルフマネジメントなどの研究知見と実務知を体系化した知識ハブページです。

すストレス科学ラボとは

ストレスを理解することは生産性向上に直結します。
職場でのストレスは、避けられないものです。ですが、ストレスはただの「悪者」ではありません。

適切に理解し、上手に扱うことで、私たちの集中力・回復力・チームの協働力を引き出す力にもなります。
これが「ユーストレス(良性ストレス)」という考え方です。

ストレスは「悪いもの」だけではありません。
集中力・覚醒・チームの協働力を引き出す、生産性の源にもなります。
ここでは、良いストレスを活用するための科学的知見をまとめています。

ユーストレスとディストレスの違い

ストレスには2種類あります。

種類状態組織に与える影響
ユーストレス適度な刺激モチベーション、集中、挑戦、学習が促進される
ディストレス過剰な負荷疲労、離職、感情爆発、チームトラブルにつながる

多くの企業が誤解しているのは、
「ストレス=悪いもの」だから減らせばいいという発想です。
この発想では、組織の文化は育ちません。

  • ユーストレスが生産性とチーム連携に与える影響
  • ポジティブストレス解説「ランナーズハイ」最新研究

職場で起きる感情労働ストレス

特に、介護・教育・医療・保育・福祉などの現場では、
「感情を使う仕事(感情労働)」が日常にあります。

  • 利用者・家族・保護者への対応
  • 情報共有の難しさ
  • 自責と他責が揺れやすい職場文化
  • 「がんばり続けてしまう人」が多い現場構造

私が長年支援してきた中で痛感しているのは、
このストレスは、知識があるだけでは乗り越えられないということです。

対人支援・教育・医療・介護の現場では、心がすり減る場面が避けられません。
ここでは「共感疲労」「感情労働」「対人負担」の研究知見を整理しています。

  • ソーシャルワーカーの感情労働研究
  • 教育現場でのメンタルヘルス課題
  • 介護・看護従事者の燃え尽き(バーンアウト)を防ぐ視点

→ もっと見る(用語バンクへ)

健康経営の取り組みを進める中で、「やってはいるけれど、成果が見えない」「現場が動かない」「形だけが進んでしまう」。

そんな声を、私はこれまで多くの企業・学校・介護施設から受けてきました。
健康経営は“作業”ではなく、“人に関わる営み”です。

だからこそ、担当者の方が、孤独に抱え込む必要はありません。

私タニカワ久美子は、現場と伴走しながら、組織でストレスを活かす仕組みをつくることを大切にしています。


ストレスを理解することは生産性向上に直結します

「ストレスを減らす」ことだけがゴールになると、現場はすぐに疲弊します。
なぜなら、仕事は常に感情・要求・変化を伴うからです。

大切なのは、ストレスを「使う力」を身につけること。

研究では、ストレスを適度に感じているときに、
人はもっとも集中力・判断力・パフォーマンスが高まることがわかっています。
(ヤーキーズ=ドットソンの法則)

つまり、

  • ゼロストレスは生産性を下げる
  • 過剰ストレスも生産性を下げる
  • 適度なストレスは組織の力になる

この「ちょうどよさ」を扱うのが、ストレスマネジメントの中核です。


ストレスを“調整する”という視点に変える。
ここに、健康経営がうまく進む現場の共通点があります。



ストレスはトレーニングで調整できる

ストレスは「性格」や「気持ちの強さ」で決まるものではありません。
呼吸、注意の向け方、感情ラベリング、言語化など、
スキルとして身につけることができます。

ストレス反応は「脳と身体のしくみ」そのものなので、
正しい方法で訓練すると、必ず変わります。

そして、その変化は 個人ではなく、職場全体に波及します。


知識を現場で活かすということ(伴走支援)

多くの研修会社けんこう総研
1回研修で終わる研修 → 対話 → 現場適用 → 定着まで支援
講師が教える担当者と並走して“職場で使える形”にする
目的が「受講すること」目的は再現性のある職場文化づくり

ストレス反応は訓練で調整できます。呼吸・回復・睡眠・運動の4本柱が中心です。

このラボで扱っている主なテーマ
・ストレス管理とは(基礎理論)
・ユーストレス(良性ストレス)の科学
・ディストレス(悪性ストレス)との違い
・感情労働ストレスと対人支援職の課題
・セルフマネジメントとストレス調整スキル

  • ストレス反応の自己調整法
  • 睡眠とストレス耐性の最新研究
  • ストレス測定とフィードバック

担当者の方が一人で背負わなくていいように、
私も、一緒に考え、整理し、前へ進みます。

健康経営は「制度」ではなく「人の営み」です。
だからこそ、丁寧に、現場に合わせて、一緒に歩む支援が必要です。

もし、
「うちの職場にも合いそうかもしれない」
と少しでも感じていただけたら、お気軽にご相談ください。

→ 用語バンク(全記事一覧へ)

作業ではなく、共に取り組む。
それが、けんこう総研が大切にしている姿勢です。