ウェアラブルデバイス活用ストレスケア研修事例|アサヒHD
株式会社アサヒホールディングス
本記事では、大手エレクトロニクス企業株式会社アサヒ(アサヒホールディングス)が実施した、最新のウェアラブルデバイスを活用したストレスケア研修事例をご紹介します。電気回路のハード・ソフト設計を手がける同社では、産業機器・医療機器の開発現場で働く従業員の健康を守るため、科学的根拠に基づくストレスマネジメント施策に積極的に取り組んでいます。
ストレスケア研修導入の背景
近年、働き方改革関連法や、ストレスチェック制度の施行を受け、企業におけるメンタルヘルス対策・健康経営へのニーズが高まっています。厚生労働省の調査によれば、ストレスチェックと併せてストレス対策研修を導入した企業は、心身不調リスクを約15%低減させたとの報告があります(出典:厚生労働省)。
研修の具体的内容と実施データ
1. 研修の構成
- ウェアラブルデバイス(腕時計型)を用いたリアルタイムのストレスレベル測定
- 個別フィードバックとストレス傾向の可視化
- 簡易ストレスセルフチェック・睡眠の質評価
- 短時間でできるマインドフルネス呼吸法・ストレッチの体験
- 日常業務で取り入れやすいセルフケアの実践方法
2. 参加実績と効果指標
- 参加者数:46名(管理職・技術職・事務職)
- 実施回数:2回(2024年度上期)
- アンケート回収率:100%
- 満足度:「非常に満足・満足」91.3%
- 研修後のストレス自覚度低下割合:83.7%
- 「職場でセルフケアを実践したい」回答率:87.0%
参加者からは「自分のストレス状態を“数値”で知ることができ、具体的な対策につなげやすかった」「マインドフルネスやストレッチを取り入れるきっかけになった」との声が寄せられました。
専門家による分析と本研修の特徴
講師コメント(タニカワ久美子・けんこう総研 代表):
「本研修では、ウェアラブルデバイスによる“客観的なストレス指標の可視化”と、実践的セルフケア指導を組み合わせることで、“知識の理解”から“行動変容”へ確実に結びつけることができました。科学的エビデンスと参加体験型プログラムを融合し、従業員一人ひとりが自分ごととしてストレス対策を継続できる設計とした点が高く評価されています。
また、アサヒHDのようなエンジニア主体の現場では“実際に数値で変化を体感できる仕組み”が、職場全体のヘルスリテラシー向上に特に有効です。」
まとめと今後への展望
株式会社アサヒは、ウェアラブルデバイスの技術力と働き方改革推進を両輪に、従業員の心身の健康増進と生産性向上を目指しています。健康経営優良法人認定取得を目標とし、今後もストレスケア研修や健康経営施策を拡充される予定です。
けんこう総研では、エビデンスに基づくストレスマネジメント研修やコンサルティングを通じて、企業・組織の健康経営を総合的にサポートしています。
ストレスケア・健康経営研修のご案内
株式会社けんこう総研は、累計350社以上・受講者15,000名超の実績を有し、医療・産業・教育・介護分野で科学的エビデンスに基づくストレス管理・健康経営研修を提供しています。
御社の課題や業種・職種に最適化したカスタマイズ研修も可能です。健康経営・メンタルヘルス対策の強化をご検討中の方は、ぜひご相談ください。
※本記事は株式会社アサヒのご協力および公開情報、厚生労働省公表データ等に基づき作成しています。