健康リーダー応援コラム
実践型オンライン研修軽運動実技つき/リモートワークでのメンタルヘルス
2021年9月2日更新
リモートワークが常態化されて、外出が減ったのが影響して身体活動量も減ってしまった人が多いようです。身体を動かさないでいると、メンタルヘルスの不調が伴ってきます。
ここ数年、企業でストレス対処の必要性が強く認識されるようになり急激に関心が高まってきています。けれども実際問題として、高ストレス者の対応だけに追われて、ストレスが潜在化している社員へのストレス軽減の『予防』まで手が届いていないのが実情です。
私たちは、一歩外へ出ればストレスを受けながら働き、生活をしています。潜在的なストレスは誰もが日常茶飯事に浴び続けているのです。
自分に降りかかってくるストレスを、貴殿は上手く逃せていますか?
ストレスを蓄積しているとやがてメンタルヘルス不調へと悪化させます。
拙書『職場のメンタルヘルスケアと実践』では、「ストレスとは、いったい何か?」といった、根本原因をわかりやすく解説しました。また、ストレスからくる脳の疲労と、悪い姿勢が及ぼすメンタルヘルス不調にならないための改善方法を身につけてもらえるように実践方法もまとめてあります。
今、『メンタルヘルス対策の本』を書店で探すと、高ストレス者の選定法とその対応方法ばかりです。高ストレスになる前のストレスを軽減させる対処方法といった一次予防のメンタルヘルス対策の専門書は見当たりません。
一方で、テレビや雑誌では毎日、毎回メンタルヘルステーマを取り上げています。書店では、エビデンス(根拠)の乏しい怪しいメンタルヘルスに関連する本は、あふれかえっています。こうしたメディアや広告による健康情報の氾濫により誤ったストレス解消法を行い却ってメンタルヘルスの不調を招いている人も少なくありません。
ストレスに負けない心身の健康づくりには、栄養・運動・休養の三位一体により効果が生まれます
ライフスタイルも性格も一人一人違います。ですから貴殿のライフスタイルや体質に適した効果的なストレス対処法をみつけることが重要です。
拙書『職場のメンタルヘルスケアと実践』では、ストレスに対する正しい知識と技術をエビデンスに基づき、管理栄養士養成校で教壇に立ちまた企業研修での実務経験をもとに健康マネジメントとしての運動と栄養のトータルコーディネートを展開している者としてどなたにも理解しやすいよう記述しました。
そのため日常生活で継続しやすい栄養理論と運動内容になっています。健康管理に携わる方はもとより企業の健康推進部署並びに産業保健担当者にも手に取ってご活用いただければ幸甚です。