健康リーダー応援コラム
オンライン研修ストレスケア/これで新人社員辞離職率0のメンタルヘルス
2021年9月1日更新
2021年上半期にひきつづき下半期も、新入社員のオンラインメンタルヘルス研修でけんこう総研の「職場でできる食事と運動のストレスマネジメント」のご依頼いただいております。
「タニカワ先生、人手が足りなくて、新人をできるだけ早く戦力化させようとするとせっかく入った新入社員が辞めてしまって、こっちがメンタルヘルス不調になっちゃいますよ」と涙ながらにお話しされる経営者様に、私は今年だけで2人以上と面談させていただきました。
新人研修制度でけんこう総研のストレスマネジメント研修が増えている理由は、新入社員のストレスマネジメントの構築を脳とメンタルと身体の総合支援することです。
けんこう総研のストレスマネジメントを行う目的は、新入社員の離職防止です。
新入社員が、仕事をするうえで強く意識している事の内、最も多かったのは、自己成長できるかどうかだったそうです。ただ新人社員が言う自己成長とは、会社の仕事ができるようになることでなく、どこの会社でもやっていけるような実力がついて、自分自身のビジネスパーソンとしての市場価値を上げる事が自己成長だと感じているようです。アンケート結果では、会社内でいくら活躍できても、会社を辞めたら今やっている仕事は何の取り得にもならないと不安を抱いていると言えます。
働いて成長している感じがなくなると、辞めるを考え始めます。優秀な社員の流出を少しでも防ぐためには、社員に「今の会社で勤続していれば、成長でき他の会社に行っても通用するようになる」と肌感覚で実体感してもらうことは重要です。企業は、離職されたくなければ、「将来、この業務はどこに行っても応用ができる」という安心感を与ええてあげなければなりません。社員に安心感を与える上で重要になるのが、新人研修なのです。
新人社員を辞めさせないメンタルヘルスケア研修プログラムとは
けんこう総研の新人研修プログラムは、「会社での業務の遣り甲斐をどこにもつか」という考え方をワールドカフェスタイルでメンターを交えてディスカッションします。次に、計画立案や課題設定といったどの会社にも持ち運べるポータブルスキルを新人研修プログラムに組み込んでいます。この研修を受ける事で、自分の価値づけをさせ、自分自身のビジネスパーソンとしてのブランディング力を構築させます。
とりわけ入社1年未満の社員では、想定外の泥臭い仕事ばかりでがっかりしてやる気が起きない事や、入社したのに華々しいキャリアとなる仕事が何もないといった40~50代の中堅社員にとっては考えられない理由が元で、登社拒否になって新型うつになるケースも珍しくありません。
「新人をできるだけ早く戦力化したい」という思惑から新人研修制度を拡充させる企業には、入社後、数週間の配属前研修で、業務知識を一方的に詰め込ませる研修が多いのが現状です。またサービス業界では顧客満足のための接遇研修があり、ただでも新しい社会生活で緊張の連続の新人社員が、メンタルだけでなく身体も脳も疲弊してしまうのは想像に難くありません。過去の『健康リーダー応援コラム』で脳疲労の及ぼす身体とメンタルの悪い影響について、何度かお話ししていますが、過度の緊張は高ストレスとなる要因ですので、緊張状態の中で心を落ち着かせる『静的ストレッチ』を疲れてるなと感じたらその場で2回で結構です。ゆっくりと2回深呼吸をしながら静的ストレッチが自らできるようになる実践トレーニングも、接遇研修や新人研修とセットで執り行うことが最も大切です。
会社の人財の流出を少しでも防ぐためには、「今の会社で働いていれば、自己成長できて、他の会社に行っても通用する社会人になれる」ということに価値を見いだしてもらいます。そのための新人研修が重要なことを再度申し上げます。
研修内容を仕事に反映させる仕組み
けんこう総研の新人研修では、一方的に講義をして終わりではなく、その内容をどのように業務に生かしているかを継続的にチェックできる仕組みを導入しています。
けんこう総研のメンタルヘルスケア新人研修制度を導入した効果
けんこう総研のメンタルヘルスケア新人研修制度を導入した効果は、導入以降、新入社員の定着率が上がったというご感想をいくつもいただいております。定期的にフォローアップ研修でストレッチを取り入れるのは、普段1人で営業をしていたり、同期のいない地方支社への配属になったりした新人社員の、寂しさの解消とストレス耐性アップの効果があります。
自己成長を実感でき、同期とも交流できる。そんな新人研修制度の整備は、優秀な人材を採用し、かつ早期の離職を防ぐうえで、不可欠です。価値観に沿った行動を取れていると、人は自然と遣り甲斐を感じ自分に自信が持てポジティブ思考になります。
貴殿の夢中になれるものは会社の中にありますか?
そしてそれは何ですか?
貴殿の勤める御社の価値基準と乖離はないですか?