健康リーダー応援コラム
変化するワクチン接種後の働き方と健康経営
2021年6月24日更新
ワクチン接種からの変わる会社の価値
コロナによるリモートワークの普及が、促進され、いまではかなりの定着をみせています。一方、こうしたリモートワーク、在宅勤務の動きが加速すると、企業が正社員に対しどのような価値を提供し、正社員は非正規社員とは違う何を享受できるかが問われるようになってきます。
今回はこの「これからの企業が提供すべき価値」について考えてみましょう。
世の中の経営者の中にはリモートワークが続くことで、「うちの社員、辞めてしまうのではないか……」と、不安になっている人も少なくないと思います。
実際、当社では日中の面談を希望する転職候補者が増加しています。以前は仕事を終えた後や休暇などで面談の時間を確保する人が多かったのですが、当社の主な顧客層であるマネジャークラス以上の人たちはいま、リモートワークをしている方が多いので、昼間1時間くらいはすぐに空けることができます。当社もリモート面談に対応しているので、こうしたリモートワーク中の合間の時間を利用する方が増えているのは事実です。
アフターコロナで良くなった働き方は、出社の制約がなくなった正規の社員が大手をふって副業も起業もしやすい環境になってきたわけですね
社員が毎日出社していれば、経営者は朝礼やミーティングなどを行って求心力を高め、社員の帰属意識を確かめられたでしょう。しかしリモートワークの普及で、プロフェッショナルな社員ほど1つの会社で拘束され働働く価値を見いだせなくなってきたのでうはないでしょうか。
正規雇用に求められる職場の価値とは
では、アフターコロナ後の正規雇用社員たちに求められる、職場とはどんな価値を正規社員に提供できるでしょうか?提供手段は二つあります。一つは、会社が提供する福利厚生を行うことで、社員が副業やフリーランスで働くよりも生活が豊かになる価値を提供することです。二つ目は、経営者のビジョンの共有ができているかです。会社は社員の集まりです。社員という
仲間が協働した成果が商品であり会社オリジナルのブランドだからです。ご自身が働いている会社にブランド価値をもつことは、社員も経営者となり経営者の目線でビジョンを持ててきます。
アフターコロナ後の会社は、より発送豊かな福利厚生と魅力あふれるなビジョンを持つ会社経営が必要です。新型コロナウイルスの感染拡大によって会社のあり方は、これからどんどん大きな変革を伴っていかなければいかなくなってきました。
会社が正社員さんに「ずっと働き続けたい会社」になるためには、「生産性の可視化」がポイントです。この「生産性」とは何で決まってくるかというと、職場の仕事のスムーズさ、不必要な会議、捺印の排除、に加え職場間のコミニュケーションの齟齬の排除が重要となってきます。アフターコロナで働き方は、大きく変化しています。リモートワークが一般化し社員も出社しないのがふつうの世の中になれば、職場間のコミュニケーション量はおのずと激減します。その時、新しい働き方となっているリモートワークに求められる必須のスキルが、メールやチャットなどのライティングによるコミニュケーションスキルと、ZOOMやスカイプなどのオンラインによる的確な伝達スキルが必須となってきます。リモートワークでは、忖度も空気を読むことも必要ありません。いいえ、モニターでは空気は読めません。空気を読んでいたらチームワークに影響を与え、生産性も低下してしまいますす。それはそのまま「生産性」として結果に表れます。リモートワークのときこそ、しょうもない話をダラダラする時間を省き、効率よく働き、余暇を謳歌したいものです。
オンライン上でコミュニケーションのとり方
けんこう総研では、Googleハングアウトや、ZOOMやスカイプを、用途や対象者に応じて使い分けています。、その中でもカウンセリングでは、おもに業務外の雑談をしてストレス解消をするオンラインを設けています。リモートワークは、働く人が業務をいつでも可能な時間をつくれる半面、社員同士が会社という同じ場に身を置くことでつくりだす集中力が失われがちです。考えも生き方も違うのに社員という一括りにして仕事の話だけをしたら人間関係が殺伐とするではないか!とおっしゃる方もおられると思いますが「会社とは何か」改めて考えてみる好機ではないでようか。
リモートワークでは、新人教育をどう行うかも課題です。OJTを中心とした日本企業で新人教育のリモートワークは未だ未知の世界です。今、大打撃を受けているサービス業では、対面の接遇トレーニングなどはオンデマンドとトレーニングを組み合わせたりと本年度の新人研修から試行錯誤を繰り返しより、し社員の成長度がひいては生産性が可視化された研修体制をつくる必要がでてきました。
コロナで会社のあり方が変化した今、私たち働く者も変化に対応することが求められてきています。最後に、今、最もタイムリーなダーウィンの名言を記します。
「生き残る種とは、最も強いものではない。 最も知的なものでもない。 それは、変化に最もよく適応したものである」by種の起源