「心」「カラダ」を支えるけんこう総研ストレスマネジメント 株式会社けんこう総研 - 運動と栄養指導による健康セミナー・健康経営コンサルティング

６月ももう半ば。こんにちは、けんこう総研代表のタニカワ久美子です。関東もいよいよ梅雨に入りましたね。
新型コロナウイルスの感染による緊急事態宣言もようやく解除されました。日常生活が徐々に戻ってきていますがコロナ前と比べて心身に変わったところはないでしょうか？とくに精神的なストレスから解放されたこの時期に生じやすいのがうつ状態です。

荷下ろしうつ病になっていませんか？

自粛解除後におこる抑うつ状態を「荷おろし/うつ病」とメディアは呼んでいます。の増加「荷おろしうつ病」の症状はうつ病と同じです。原因もなく暗い気分がつづいて気持ちが沈んでしまうのは抑うつ気分。よくねむれない睡眠障害や、食欲がないのも荷下ろしうつ病の症状です。ふつうは全力を注いで大仕事をやり遂げた後に、燃え尽きたような状態になると発症しやすいのがエモーションストレスです。 　ですが今回のコロナによる自粛、ホームステイを頑張ってつづけてきましたよね。全国民が一丸となって（一部、丸くなれなかったところはありますが）感染しないように外出を自粛しホームステイを老若男女のすべての方々が続けてきました。不安とストレスが日に日に増大していきながらも、2カ月間以上もの間がんばって生活してきました。ゴールデンウイークが明けて緊急事態宣言が徐々に解除されて生活も少しづつ落ち着きを取り戻しつつあります。けれどもこんな時期だからこそ「荷おろしうつ病」が発生しやすくなるのです。

アフターコロナでのエモーションストレスによるうつ病が表面化

コロナ前の企業で取り組んでいる状態のうつ病の要因となる新しいストレスによるうつ病がこれから心配され始めています。アフターコロナ後の普段と比べて不安が増大したり、絶えずイライラするといったエモーション（感情）の変化が特徴です。このようなメンタルヘルスだけでなく、身体的に疲れやすくなったり、眠れない、めまいでフラフラするといった身体的体調不良もあげられます。脳の変化とういったクリエイティブ作業では考えがまとまらないことや、記憶力や集中力がなくなる症状もでます。変調を感じたら即刻、インターネットやＳＮＳでの情報を遮断しましょう。不安を煽るネガティブ情報だけを一方的に、よく議論もせずに決めつけた報道を拡散しているサイトやメディアがあふれています。視聴率やアクセス数をとることだけを目的とした情報は、いたずらに不安感だけを増大させ理性をなくさせます。

アフターコロナの時期こそ、体を動かすことが重要

頭の中だけで気分転換するのは、とても難しいことです。散歩や体操などの適度な刺激が、落ち込んだ気分の改善につながります。まだまだ予断を許さないコロナ感染ですが、３密を避けて軽い運動をして身体活動量を上げ、身体とともに心の健康を維持させましょう。

ステイホームでＮＥＡＴ（身体不活発化）が爆発的に増えた理由

コロナ感染対策に、
１．マスクをする
２．手洗いをする
３．ソーシャルデスタンス
の３つを守りながら、戸外での運動をしていきましょう。
今回のステイホームにより、高齢者の転倒者数を急増しています。歩かないことによる骨や筋肉量の激減でフレイル（要介護状態の身体）になってしまったら、たとえコロナに罹患しなくても寝たきりになるリスクはコロナ感染と同率です。加えて、ステイホームにより中高年のアルコール量がのきなみ増えています。体重だって「３割４割は当たり前～♪」という昔のＣＭのごとく増加していませんか？！まさに生活習慣病予備軍、メタボ人口の急増です。これでは、たとえコロナに感染しなくてもコロナ以外の病気にかかるリスクがどんどん上昇するばかりです。

体運動不足病から抜け出すアフターコロナ対策

戸外に外出しなくても、心を癒すような好きな音楽をかけてストレッチや体操を行いましょう。まずは音楽で自律神経を整えてあげます。次に、室内であれば無酸素運動（筋トレ）を数分間でよいので、正しいフォームでできるだけゆっくり行いましょう。正しいフォームでゆっくり行うのは相当きついです。無理にがんばらなくてもＯＫです。ラジオ体操の１つの動作だけでも良いのです。ラジオ体操を反動やいきおいでするのではなく、「めいっぱい廻す」「できるだけ大きく動かす」といった動きをすることで、心身への効き方が断然変わってきます。

下の動画は、先日、私が森に出かけた時におこなった無伴奏でのラジオ体操です。小鳥のさえずりが終始はいっています。森の中自然音を聞いているだけでも自律神経が整ってきます。ぜひ聴いてみてください。