健康リーダー応援コラム
職場での頭痛・肩こりは●●目が原因なのを知らないでいると
2021年5月22日更新
東京もまもなく梅に入るのか、天気が一定しませんね。それでなくともコロナウイルス禍で、心とカラダはお疲れモードではないでしょうか?こんなウイークエンドは倦怠感で何もする気がおきなかったら問題です
このような『なんとなく不調』といった疲れ予防ならけんこう総研・タニカワにお任せください。世界中の優れた研究をタニカワが実際に全国の企業研修で行った実践成果からピックアップし有意義な情報発信をしています。疲労を回復させる科学的エビデンスに基づいた支援で、働く人の大切な心と身体のへのリスクマネジメントに繋げています。そして従業員一人ひとりがよりよく生きるための健康経営にも結びついてきます。ストレスの専門家タニカワならではの視点と切り口で思わずやってみたくなる具体的疲労回復法をご紹介します。さて今日は、疲れ目です。
疲れ目が原因するカラダの不調
なんだか目が疲れてショボショボすることありませんか?これって誰もがする経験ですよね。けれど「単なる目の疲れでしょ」と放っておくと眼精疲労になります。眼精疲労はやっかいな疾患です。疲れ目は十分な睡眠で回復しますが、眼精疲労になると1~2晩眠ったくらいでは回復しません。眼だけではなく、頭痛、吐き気、胃痛、全身の倦怠感、軽い鬱状態などカラダにまで症状が出てきます。
眼精疲労は、まさに疲労の蓄積状態です。今、頭痛や肩こりはありませんか?もしかして眼精疲労が原因なのかもしれません。
眼精疲労の原因
眼精疲労の主な症状は大きく分けて3つあります。1つは、瞼(まぶた)の筋肉が疲労し涙の量が減少するドライアイがあります。2つ目は、パソコンやスマホを長時間、同じ姿勢で見続けて眼筋である毛様体筋の過緊張です。3つ目は、眼鏡やコンタクトレンズの矯正視力が正しくないことがあげられます。近視の方は遠くを見るために作られるので、近くのものに焦点を合わせる時に眼筋を酷使します。
瞼(まぶた)の筋肉の疲れていませんか
ドライアイの一般的な原因は、涙の量が減ることです。けれども眼精疲労によるドライアイは瞼(まぶた)の筋肉が疲れてしまい、硬くなることがきっかけで起こります。まつ毛の少し奥には、脂を分泌させるマイホーム腺があります。マイホーム腺の数は、片眼の上まぶたで50本、下まぶたで25本位あり角膜上に広がる瞼(まぶた)のふちをおおっています。ふつうはこのマイホーム腺が分泌した脂で、涙を渇きにくくさせる働きをしています。マイホーム腺の脂の出が悪い状態を蒸発亢進型ドライアイと呼びます。
また眼精疲労のストレスで、2つの自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが崩れることもあります。涙は、副交感神経に支配されています。副交感神経の働きが抑えられると、その結果ドライアイになることもあります。
目のピント調節筋は、疲れている
眼精疲労の直接原因は、大半がパソコン作業によるものです。パソコンのモニターを近距離で、同じ姿勢で見つづけていると、眼の水晶体の厚さを調節し、ピントを合わせている『毛様体筋』が硬まってしまいます。長時間のパソコン作業は、毛様体筋の筋肉疲労を起こします。
パソコン用メガネをお持ちですか?
老眼とは、老化によって水晶体が硬くなり、ピント調節力も衰えるため、近くが見えにくくなった状態です。老眼で無理をして近くを見続けると、目が疲れやすくなります。老眼でなくとも、パソコン用に橋正されていない乱視や近視用メガネや、コンタクトレンズの装用の場合も、ピント調節を繰り返し、目の疲れに至ります。仕事用の眼鏡やコンタクトレンズを慎重するのも一つの改善策です。
固まった眼筋をほぐす!目疲れ回復術
眼筋が疲労するからといって、職場でパソコン作業をしないわけにはいきません。ならば、「あー、目が疲れた」と感じたら眼筋をほぐすストレッチをしましょう。
疲れ目をしっかり治すには眼筋ストレッチ
眼筋の凝り固まった筋肉を伸ばすイメージでリリースしましょう。パソコンやスマホ作業で重要なことは、緊張しながらモノを見ないことです。パソコンもスマホも読書だって、じーっと瞳孔を開いて凝視するのではなく、フラットに見ることを心がけてください。それだけでも疲れ目はリリースしていけます。
Let’s Try !
顔の正面、右目と左目の真ん中に人差し指を立てます。口から大きく息を吸いながら、両目で人差し指が一本に見えるように見つめます。次に息を吸いながら指を顔から5㎝まで近づけます。指が2本に見えたらもう一度最初からやり直し5㎝まできたら今度が息を吐きながら指をゆっくりと元の位置まで離していきます。ちょっと怪しい動きかもしれませんが、オフィスなどで眼筋を気持ちよくストレッチして、疲れない目を取り戻しましょう。
日常生活を送るうえで重要な『目』。目はカラダと心に重要な生活を支える基盤です。だからこそ、正しい知識に基づく日々のケアが何よりも大切です。さあ今日から眼のために、今日ご紹介した眼筋トレでセルフケア始めましょう。