健康リーダー応援コラム
リーダー必読!新入社員のストレスを減らす健康経営
2024年4月24日更新
「どうしたらいいか」の不安を解消するストレスマネジメント
新入社員は真面目に働こうとしても、どう進めればいいか迷うことが多いです。特に初めての職場では「何をどうすれば良いのか」が分からず、心が折れそうになることもしばしば。そこで、リーダーとして新入社員のストレスを減らすための方法について考えてみましょう。
優しくてもダメ、厳しくてもダメな時代
昨今の職場では、「優しくすると成長できないかもしれない」「厳しくするとパワハラと訴えられる」といった両極端な考え方が存在します。ブラックな職場は当然NGですが、甘すぎるのも成長を妨げる可能性があります。リーダーとして、適切なバランスを保つことが重要です。
新人が高ストレスに陥る原因と対策
新人研修が一段落する7月頃は、新入社員が体調不良に陥りやすい季節です。この時期に特に注意が必要なストレス要因を以下に解説します。
1. 目標がない
新入社員に対して、過度なプレッシャーを与えないために目標を設定しないケースが増えています。しかし、目標がなければ、社員は「何をどうすれば良いのか」分からず、ストレスを感じてしまいます。リーダーは、具体的なゴールイメージと期限を示すことが重要です。
2. 目標が曖昧
「この資料、なるはやで頼む」「いい感じでやっておいて」といった曖昧な指示は、新入社員を混乱させます。リーダーは具体的な指示を与え、達成すべき目標を明確にすることで、ストレスを軽減できます。
3. 目標が高すぎる
不可能な目標や非現実的な目標は、新入社員にとって重圧でしかありません。経験の浅い社員に対しては、段階的な目標設定を心がけましょう。
ストレスを減らす目標設定のポイント
以上の原因を踏まえ、ストレスを減らす目標設定のポイントを3つ紹介します。
1. 目標より指標を決める
目標はKGI(Key Goal Indicator)、指標はKPI(Key Performance Indicator)です。たとえば、「8日間で100人に連絡する」目標があるとしたら、指標は「毎日15人に電話する」といった具合に細かく設定します。
2. 指標を低くする
目標そのものを下げるのではなく、努力の指標を下げるのです。たとえば、集客の目標があるなら、「100人に連絡して10人集客」という目標を、「毎日15人に電話して1~2人集客」に変換します。これにより、リーダーも新入社員も、ストレスを減らすことができます。
3. 小さな達成体験を意識する
「小さな達成体験」を意識することで、社員はやりがいを感じ、モチベーションが上がります。「労災ゼロを目指そう!」というスローガンだけでなく、具体的な行動計画を設定し、小さな成功体験を積み重ねることが重要です。
リーダーへのワンポイントアドバイス
リーダーは、新入社員に対して小さな指標を設定し、小さな達成体験を意識させることが大切です。これにより、新入社員は自信をつけ、大きな目標に向かって成長していくことができます。
新人育成の際には、以上のポイントを参考にして、ストレスを減らしながら健全な成長を促しましょう。