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健康リーダー応援コラム

多くの中小企業が健康経営を実施できない理由

2023年4月16日更新

健康経営というコトバはかなり浸透してきましたが、実際問題 多くの中小規模の企業が健康経営を実施していない、否、実施できない理由がいくつかあります。

資源や予算の制約

中小企業は大規模企業に比べて人材も予算が限られています。健康経営の導入に必要な予算や人的リソースを捻出するマンパワーが難しく、やりたいのは山々だけど二の足を踏む経営者さまが多くいらっしゃいます。また、健康経営を実施するための専門的な知識やノウハウを持っている人材を、みつけられないといった確保することも難しい現況にあります。

経営層のヘルスリテラシーへの理解度

中小企業の経営者や経営層には、健康経営の重要性についての認識以前に、ヘルスリテラシーといった健康への関心が低い社長さまがいらっしゃいます。それは社長さまが、健康経営を経営戦略の一部として捉えられていないからです。従業員の健康を経済的な視点として評価していない場合、健康経営を実施する意義やメリットを理解しきれないことがあります。これ一重に、私を含めた専門家が、解りやすく理解しやすく情報を企業独自に落とし込んだ情報を発信していないことであり、私、タニカワの努力不足を痛感しています。

事業の特性や業種による差異

3つ目には、 事業の特性や業種によって、健康経営の実施が難しい場合があります。例えば、労働時間が長く労働環境が厳しい業種や、人手不足により従業員の負担が大きい業種では、健康経営を実施するための環境が整いにくいかもしれません。特にけんこう総研が今、チカラを入れて取り組んでいる福祉医療職や教職といった感情労働を行っている組織に、健康経営の実施は非常に難しい壁があります。

ヘルスリテラシーへのリスキリング

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健康経営に対する意識啓発や情報不足があることも中小企業の健康経営実施の障壁となっているかもしれません。健康経営に関する情報やリソースへのアクセスが難しい場合や、健康経営の具体的な手法や効果についての情報が不足している場合、実施のハードルが高くなるかもしれません。

これらの理由により、中小規模の企業の中には健康経営を実施していないケースがあると考えられます。

中小企業の経営者が健康経営を実施する前に考えるポイント

リソースの最適活用

予算や人的リソースが限られている中小企業では、リソースの最適活用が重要です。健康経営を実施するための予算や人材を確保するために、他の経営課題やプロジェクトとの優先順位を検討し、リソースを効果的に活用することが必要です。

経営者のリーダーシップと意識啓発

まず、経営層が健康経営の重要性を理解して、リーダーシップを発揮することが大切です。経営者が健康経営を経営戦略の一部として位置付けし、従業員に対して健康経営の意義やメリットを啓発することで、従業員の理解や参加を促すことができます。

業務プロセスの見直し

健康経営を実施するためには、業務プロセスの見直しが必要な場合があります。労働時間の見直しや労働環境の改善、従業員の負担軽減などを検討し、健康を考慮した業務プロセスを導入することが重要です。

外部のサポートの活用

健康経営に関する情報やリソースを活用することも重要です。健康経営に関するセミナーや研修、支援プログラムを活用することで、経営者や従業員の健康経営への理解を深めることができます。

従業員の参画と参加

従業員の健康を考えるためには、従業員の参画と参加が不可欠です。従業員の声を聴きながら、健康経営に関する取り組みを進めることで、従業員の意識向上やモチベーション向上を図ることができます。

中小企業の経営者が健康経営を実施するための手順のポイント

健康経営の理解と経営戦略への位置付け

健康経営の重要性を理解し、経営戦略の一部として位置付けることが大切です。経営者自身が健康経営に関する情報を収集します。収集するだけえはなく会社に対するメリットやビジネスへの影響を理解しましょう。

従業員の意識向上と参画

従業員の健康意識を向上させるために、健康経営の重要性を従業員に啓発して従業員の参画を促します。健康経営に関するアイデアやフィードバックを積極的に収集し、従業員の参加を促しましょう。

リソースの最適活用

限られた予算や人的リソースを有効活用するために、健康経営に関する具体的な目標や計画を立てます。優先順位を考慮してリソースを割り当てましょう。外部の支援プログラムや専門家の活用も検討して、効果的な取り組みになるようにじっくりと戦略を練ります。

業務プロセスの見直し

健康経営を実施するためには、業務プロセスの見直しや改善が必要な場合があります。労働時間の見直しや労働環境の改善、健康促進の取り組みの導入などを検討し、従業員の健康を考慮した業務プロセスを導入しましょう。

継続的な評価と改善

健康経営の取り組みは、なによりも継続的な評価と改善が必要です。定期的な評価を行い、取り組みの効果を確認し、必要に応じて改善を行いましょう。従業員のフィードバックを反映させながら、健康経営を持続的に推進していきます。

健康経営に関して解らない事がありましたらいつでも質問してください。
タニカワが、これまでの実績と健康経営に関する情報や知見についてお答えします。そしてなによりも御社や貴殿のお役に立てることがあれば嬉しいです。今日も健やかに!

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