健康リーダー応援コラム
【ストレス救急】感情をおさえこんでいませんか?
2022年8月14日更新
仕事にがんばっていると知らず知らず自分でも感じないストレスが蓄積していってきます。それは仕事がうまくいっている時もです。小さな会社のワンマン社長さんではないのなら、どうしても仕事のために自分の本心を抑えこんで業務をしているからです。とくに終始笑顔でいなければならないサービス業で働く人のストレスは、たまったものではありません。だんだんストレスが積もり積もって高ストレスになると“情緒的消耗感(じょうちょてきしょうもうかん)”というやるせない気持ちになってきやすいんです。
接遇セミナーを受講したことがありますか?
サービス業に入社すると、新人研修で“接遇研修”を受講した経験はありませんか?
接遇とは、つまりお客様との接し方のトリセツです。どんなお客様に対しても接し方が素晴らしければ素晴らしいほど優秀です。その筆頭スキルが“笑顔”をたやさないこと、表層演技スキルと言います。
その笑顔は見せかけですか?本物ですか?
単に仕事だからと笑顔でいるというのは、お客様に良い印象を与えるための“印象操作”でしかありません。
お客様と接しているシーンにふさわしい感情が生じて笑顔になった時、誰でも“いい仕事をしている!達成感”を感じている時にちがいありませんよね。ああ!私もそんな充実してやりがいのある仕事が全てでありたいです。
でも仕事って始終楽しいことばかりではありません。クレイマーやモンスターペアレンツと接しなければならない時、本心がうっかり顔にでないように抑え込まなければなりません。出来る社員さんや有能は教員であればあるほど、そのシーンにふさわし顔つき(表層演技)ができたとしても、心の中では葛藤しているはずです。「なんだこの人、私を困らせて喜んでいるだけじゃないか。」とかね。こういう正しい感情をおさえこんで仕事をしている時は、大きなストレスを生みます。
素直に感情を吐き出せない辛さ
今の世の中、どのような職業でも自分の本心を素直に言って仕事が遂行すると言うことは先ずありません。これを社会心理学者C・マスラック博士は“極度の身体疲労や感情の枯渇を示す症候群”と発表しました。
1.無理してがんばって、心が擦り切れかけていませんか?
2.自分の気持ちを消し過ぎて、無表情のロボットみたいに無表情で上の空で仕事をするようになっていませんか?
3.仕事に対してなんの期待も喜びもかんじなくなっていませんか?
1.2.3の一つでも当てはまっていたら、慢性的なストレスが積み重なってしまい感情のコントロールが失速しています。心が、正確には脳が疲弊して助けを呼んでいます。休日には正しいストレス対処をしてリカバリーしてあげてくださいね。