タニカワ久美子の講演スピーチ
タニカワ久美子のキャリアパス&リカレント物語第3話
2024年12月30日更新
これまでの話では、私が小中学校の体育の授業を大嫌いだったことをお伝えしました。
小学校時代の話(第1話)はこちらです。
中学から離婚までの話(第2話)はこちらです。
運動嫌いからの脱却:小中学校時代の体育への反発
今思うと、運動をすることで皆と同じようにできない自分に対して団体責任が課せられる状況が、運動そのものを嫌悪する原因となっていました。体育の授業では、自分の運動能力の低さと大柄な体格が相まって、クラスメイトとの比較や競争がストレスとなり、運動への興味を失わせていたのです。
クラシックバレエとの出会い:初めての「好き」を実感
社会人になり始めた頃、私はクラシックバレエに打ち込むようになりました。クラシックバレエは、身体を動かすという行為そのものが楽しく、自分のペースで技術を磨ける環境でした。ここで初めて「運動が好きだ」と実感しました。バレエの練習を通じて、身体を動かす喜びとともに、自己表現の方法を見つけることができたのです。
結婚と離婚:運動を通じた自己発見
初婚、離婚、そして再婚を経て、新しいパートナーとの生活が始まりました。新しいパートナーは登山とスキーが好きだったので帯同することで初めての本格登山に挑戦し、100名山を目指しました。また、スキーもシーズン中に3~5回行うようになりました。これらの活動を通じて、私は「運動が嫌いではなかったんだ」と改めて実感し、そして「身体を動かすことが好き」という新たな自己認識を持つようになりました。
運動技能への理解:プレッシャーのない環境での成長
登山やスキーでの運動技能について、歩くのが遅いだの、すぐ休憩したがるといった指摘をする人はいませんでした。クラシックバレエの時も、誰も私にプレッシャーをかけず、高ストレスな状況を作り出しませんでした。このような運動環境で、私は自分のペースで運動技能を習得することができ、運動に対するポジティブな感情を育むことができました。
運動とストレス管理:自律神経の調整
運動とは、単に身体を動かすこと以上の意味を持ちます。社会人になって初めて、運動が自律神経を調整し、ストレスを軽減する効果があることを体感しました。日々の業務や人間関係からくるストレスを、運動を通じて効果的に管理できるようになったのです。クラシックバレエや登山、スキーといった活動は、私にとってのストレス解消法となり、心身のバランスを保つ重要な手段となりました。
考えても見てください。もしも貴殿(貴女)あなたが大好きな人や推しと一緒に、お金も時間もなにも気にせずに運動ができて、失敗しても大好きな人はいつも笑顔で優しく見守ってくれてたとしたらどんな人でさえ、どんな運動であっても嫌いになるはずがありません。運動が嫌いだという根底には、どんくさい私を見られるのが恥ずかしいとか、失敗したら皆、心の中では呆れているんだろうなとか、周囲の感情を気遣ってしまうから、そんな自分が情けなくなるから運動は嫌いとなってしまうのだと思います。
運動嫌いになる原因のエビデンス
The Paradox of Exercise: Why People Should Exercise but Are Reluctant to Do So.(運動の有益性を理解していても、実際に運動を避ける理由についての研究。)
著者Conn, V. S., Hafdahl, A. R., Schoenfeld, E. M., Stevens, J., Wallace, L., & Henning, J. B. 2006年
ビジネスへの応用:ストレス管理の重要性
私の経験から、ストレス管理はビジネスにおいても非常に重要です。健康的な身体を維持し、適度な運動を取り入れることで、業務の効率が向上し、チームとのコミュニケーションも円滑になります。ストレスを適切に管理することで、長期的なキャリアの成功につながるのです。私のストーリーが、ビジネスパーソンの皆様にとっても参考となり、健康的なライフスタイルの重要性を再認識していただければ幸いです。
運動を通じた自己成長とビジネス成功
これまでの経験を通じて、私は運動が嫌いではないこと、そして運動がストレス管理において重要な役割を果たすことを学びました。クラシックバレエやアウトドア活動を通じて得た自己成長は、ビジネスの現場でも大いに役立っています。今後も運動を続けながら、さらに高い目標に向かって挑戦していきたいと思います。次回の第4話では、さらに深い私のキャリアパスとリカレントの物語をお届けしますので、お楽しみに!
このエッセイを通じて、私の経験をご理解いただき、ストレス管理の重要性について考えていただければ幸いです。年末年始の特別企画としてお楽しみいただき、今後の講演やセミナーにもぜひご期待ください。