インフラ業界向け健康経営セミナー導入事例|クボタ建設
株式会社クボタ建設
株式会社クボタ建設様は、国内外で管路や建築物を含む水インフラの建設に従事し、安全・安心な水の供給と再生を支えるリーディングカンパニーです。生活に欠かせない社会インフラを担う社員の心身の健康管理は、企業の持続的成長と労働安全において極めて重要です。本記事では、クボタ建設様で実施した健康経営セミナーの概要と、その成果・具体的な研修内容について詳しくご紹介します。
セミナー実施の背景と目的
インフラ産業の特性上、現場従事者は長時間労働や高ストレス環境に晒されやすいという課題があります。近年、厚生労働省「ストレスチェック制度の実施状況」によれば、建設業界は高ストレス者の割合が全産業平均を上回っており、組織的なメンタルヘルス対策の必要性が増しています。
研修概要
- 実施回数:2回(2024年度・2025年度)
- 参加者数:延べ160名(各回80名規模)
- 満足度:96%(アンケート「大変満足・満足」回答比率)
- 実施形式:対面研修+オンラインフォローアップ
経過指標・アウトカム
- 研修後3か月で「セルフケア習慣の継続」率が受講者の76%に上昇
- ストレスチェック(事後アンケート)で「心身不調の自覚あり」回答が17%減少
研修内容の特徴と具体手法
当社が提供したプログラムは、厚生労働省推奨の「一次予防(セルフケア)」を主軸とし、現場環境に即したストレス管理法を科学的エビデンスに基づき解説・体験型で指導しました。
- ストレス要因の自己把握ワーク
- 呼吸法・マインドフルネス・筋弛緩法などの実践
- 睡眠・生活リズム改善アドバイス
- 職場コミュニケーション強化ロールプレイ
研修資料には厚生労働省労働安全衛生調査や各種産業保健統計も引用し、現場が納得しやすいファクトベースで進行しています。
講師コメント(タニカワ久美子・専門家の視点)
インフラ業界では、日常的に予期せぬトラブルや長期案件のストレスが生じやすく、社員一人ひとりのセルフケア力向上は生産性・安全性・離職率低減のすべてに寄与します。健康経営の核となるのは、現場起点のストレス対策を組織文化として根付かせることです。現場リーダー層の意識改革も同時に行うことで、長期的な好循環が生まれます。
健康経営×ストレス管理研修の効果と社会的意義
国の統計(e-Stat「産業別労働者の健康状態」等)でも、健康経営施策を導入する企業は、従業員のプレゼンティーズム(出勤はしているがパフォーマンスが下がる状態)の低減や、生産性向上、離職率低下に明確な効果があると報告されています。クボタ建設様の事例は、インフラ業界における健康経営のロールモデルとなり得るものです。
お問い合わせ・無料相談のご案内
建設業界・インフラ業界の健康経営やストレス管理施策にご関心のある企業担当者様は、こちらのお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
貴社の現場課題に即した最適なプログラムをご提案いたします。
よくあるご質問(FAQ)
- Q. 研修はオンライン対応も可能ですか?
- はい、対面・オンライン・ハイブリッドいずれも対応可能です。ご希望に応じてカスタマイズいたします。
- Q. セミナーの効果測定や事後フォローはありますか?
- 事前・事後アンケートによる効果測定と、オンラインフォローアップ講座もご提供しております。
- Q. どのような職種・階層の社員が対象ですか?
- 現場従事者から管理職まで、幅広い職種・階層にご参加いただけます。組織全体での意識向上を目指します。