大栄産業株式会社の安全衛生大会におけるメンタルヘルス講演
2024年6月20日、株式会社けんこう総研代表のタニカワ久美子は、新潟県魚沼市に本社を置く大栄産業株式会社の安全衛生大会で「長時間労働とメンタルヘルス」をテーマに講演を行いました。
記念講演の目的
「心と身体のSOSを見逃すな!働き方改革とメンタルヘルス」というテーマで社員全員の安全と衛生の意識を高めることを目的として開催されました。この講演には大栄産業株式会社をはじめ協力業社の社員の方々120名以上が集まりました。
講演の主な内容
講演では、長時間労働がメンタルヘルスに与える影響について詳しく説明し、「脳の疲労」という新しい視点からメンタルヘルスを理解することの重要性を強調しました。参加者はこの新しい視点に深く共感し、具体的な対策への理解を深めました。また、肩こりの改善に役立つストレッチも紹介しました。講演後半は全員で行いました。
講演ポイント1. 長時間労働の影響
視覚情報から脳に伝わる信号が私たちの行動に与える影響や、就寝前のスマートフォンの使用が睡眠に悪影響を及ぼすことを解説。
体力に自信がある人でも、スポーツなどでの疲労と長時間労働による疲労では心身に与える影響が異なることを強調しました。
講演ポイント2. 具体的な対策
講演では、簡単にできるストレスチェックや睡眠の質を確認するワークショップも盛りだくさんのプログラムでした。
また、誰でも簡単にできる対策(ストレッチなど)も実演し、参加者に実践してもらいました。
参加者様の声
講演後、総務部部長・星氏から以下のような感謝のメールをいただきました。
「鬱症状には薬を飲むと楽になるよ」と聞かされてきましたが、「心」に効く薬のイメージがわかず、そんなことで解消するのか?と疑問に思っておりましたが、脳に作用するならわかる気がします。
私も管理職ですので、日々のストレスで辛いことがありますが、どうしても辛いようなら医療機関に受診することも大事なのかと学びました。
また、肩こりが酷いので教えていただいたストレッチは今後役に立ちそうです
総務部企画課課長・櫻井智子氏からも健康経営を具現化させるために、実に含蓄あるメッセージをいただきました。(メールを一部抜粋させていただきました)
そんな中で、働き方改革の取り組みとして、休日数を増やしながら若手・未熟練者が働きやすくなるように、DXへ取り組み等を積極的にしております。
自社開発のシステムは、当社より大手の同業他社の企業様へ使っていただいたりと、新しい取り組みには積極的だと思っております。
社員においては、こうした挑戦・新しいことへの取り組みを必ずしも前向きにとらえられる方ばかりではないものと思っております。
当社だけでなく、新しいことをすることは個人にも負荷がかかりますからね・・・そうした中で、外部の方からのこうしたお言葉が社員の支えであり、モチベーションにつながるものと思っております。
今後の展望
大栄産業株式会社は健康経営優良法人2024に認定されています。
また日経クロステックNEXT東京2023で櫻井代表取締役社長が登壇されました。そのことからも、働き方改革やDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みを積極的に進め、社員の働きやすい環境づくりに多大な貢献をされていることがうかがえます。
今回の講演を通じて、大栄産業株式会社の皆様にお会いできたことを大変嬉しく思います。社員一人ひとりがメンタルヘルスの重要性を再認識し、日々の業務においても健康を意識した働き方を実践することが期待されます。
けんこう総研では、今後も企業や行政の健康経営をサポートするための講演やコンサルティングを行い、働く人の心と体の健康を支えていきます。