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健康リーダー応援コラム

タニカワ久美子の身体ストレスとアンチエイジングNo.2

2024年11月22日更新

こんにちは、けんこう総研のタニカワ久美子です。今日も昨日のコラムに引き続き身体的ストレスである老化についてのお話をしていきます。

タニカワ久美子講演セミナー講師

老化は避けられないものという考えはもう古い!加齢によるダメージを止める科学的アプローチ法をご紹介。


年齢を重ねることによる問題は大きくわけると2つです。一つは、加齢をともなうことでかかる生活習慣病などの病気です。もう一つは、身体的な老化そのものです。歳をとるということは、加齢に伴う様々な病気と共有しなければならない初期段階であるともいえます。

老化を病気とみなさない理由

一見すると、老化と病気とは関係ないように思えます。しかし、老化は病気に対するオペレーションシステムのバグが頻発することでもあるのです。高齢者はコロナウイルスといった感染症の病気にはとりわけ脆弱性が発生します。というのも老化の一つに、免疫機能の低下があるからです。

老化は、ほかのどんな病気に比べても非常にゆっくりと螺旋(らせん)降下しながら進行していきます。ですから、ある日突然、玉手箱をあけた浦島太郎がお爺さんになったような現象はおこらないのです。老化とは単なるダメージの蓄積です。その蓄積を解消する方法がアンチエイジングなのです。身体には基本的に多くの自己修復機能と、自己メンテナンス昨日を持っています。私たちは身体をちゃんと理解して、この機能をうまく動かし続けなければなりません。

老化を遅らせるカンタンな方法!

老化を遅らせる方法を最初に発見したのは1930年代にクライヴ・マッケイ博士がおこなったマウスの実験研究です。人だけでなく生きとして生けるものは機会さえあれば食べすぎて太りやすくできています。しかし、食事量をわきまえて一生のうちほぼ体重を保っている野生の動物でも、少ない食事量の動物の方が長生きしています。『腹7分目』とは昔の人は良く言ったもので、これこそが延命であり養生なのです。

文献

「The effect of retarded growth upon the length of life span and upon the ultimate body size.」1935年

予防しか治療にカタン

大人になってからの多少のエネルギー不足は老化を遅らせるという反応をご紹介してきました。

アンチエイジングで働く細胞

ミトコンドリアと言う「細胞小器官」は、フリーラジカルという反応性化学物質とともに老化に大きな役割を果たしています。1990年代はまだミトコンドリアの役割は明確ではありませんでしたが、現在では広く知られています。老化を予防するため、ミトコンドリアがどのようにフリーラジカル老化していくかを明日につづけていきます。
今日もすこやかにお過ごしください。

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